Interview:日本と日本人
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2017年11月7日 (火) 17:13時点における版
日本を愛するか
日本を愛していますか?
〔2012-07〕
愛しているということの感じがよくつかめません。
親しめる、親和性がある、馴染んでいるというのが近い感覚です。
土地柄・風土だけではなく、人間と文化的な環境など全体から来るものではないかと思います。
日本にたりないもの
この国には何が足りないって思う?
〔2012-07〕
日本人全体は好きです。
国民性としては、小さなことに気遣いし、細部にこだわる文化でしょう。
それがいい結果になることもあるし、いい結果にならないこともあります。
最近はいい結果にならないことが多いように思います。
国民性を維持したままでこういう状況を好転する手段がたりないのでしょうか。
独立心がたりず、国としての独立自体がたりないと思います。
最もいい国
自分の中で最もいい国はなんですか?
〔2012-08〕
結局は日本がいちばんいい国なのです。
世界には自分の国をいい国と考えられない人は多いと思います。
日本にいて、日本をいい国と考えられないという人も少なからずいると思います。
私の場合は、愛国者というよりも自然な感情からそうなるのです。
慣れ親しんでいるというものです。
おそらく、自国を慣れ親しめない人がいるわけです。
そういう人は私と同じ理由で、反愛国者になるとは思えません。
それだけの理由のある人と見たいです。
日本人を実感するとき
自分が日本人だと実感するのはどんなときですか?
〔2012-09〕
暴力的な方法でなく、平和的な方法でことを処理したいと思うことが多いです。
それがときには事態を放置することになったり、歯がゆい思いをさせることになるかもしれません。
ですがどんな人でも、何時かは事態を自分本位ではなく、公平に改善する方向がいいと気づくのではないかと密かに期待しています。
原子力発電だって、これまではそうされてきたのではないですか。
いまはそれがどんなものであるのか広範に理解されてきました。
受益集団はいますが、それらの人のなかにさえ事態がわかっている人はいるでしょう。
1970年代から80年代にかけて、環境問題が急激に国民に意識された時期があったと思います。
原子力発電の最近の動きはそれを上回っています。
平和主義、非暴力主義、自分のなかにあるこの傾向に気づくことが私の日本人としての感覚、自覚ではないかと思います。