Job:港湾荷役作業員
提供: 不登校ウィキ・WikiFutoko | 不登校情報センター
(版間での差分)
(ページの作成:「==港湾荷役作業員== 〔2003年原本〕<br> 港湾で船舶から荷物を積み込み、積み降ろしをする作業員です。<br> 船内荷役と沿岸荷...」) |
|||
(2人の利用者による、間の4版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
+ | {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:中学生・高校生のための仕事ガイド|中学生・高校生のための仕事ガイド]] > [[:Category:交通・運輸の関連|交通・運輸の関連]] > {{PAGENAME}} }} | ||
+ | |||
+ | |||
==港湾荷役作業員== | ==港湾荷役作業員== | ||
− | + | 〔[[:カテゴリ:中学生・高校生のための仕事ガイド|2003年原本]]〕 <br> | |
港湾で船舶から荷物を積み込み、積み降ろしをする作業員です。<br> | 港湾で船舶から荷物を積み込み、積み降ろしをする作業員です。<br> | ||
船内荷役と沿岸荷役および艀(はしけ)と本船をつなぐ荷役(沖中仕(おきなかし))などにわかれます。<br> | 船内荷役と沿岸荷役および艀(はしけ)と本船をつなぐ荷役(沖中仕(おきなかし))などにわかれます。<br> | ||
船内荷役は、船舶に乗り込んで貨物の積み降ろし作業をします。船倉(ハッチ)ごとに10~20人程度の組(ギャング)を編成して行ないます。<br> | 船内荷役は、船舶に乗り込んで貨物の積み降ろし作業をします。船倉(ハッチ)ごとに10~20人程度の組(ギャング)を編成して行ないます。<br> | ||
− | + | 沿岸荷役は、岸壁側の積み降ろし作業で、直接に本船に接岸して行なうものと、艀を通して行なうものに分かれます。<br> | |
− | しかし、港湾によっては本船が岸壁に接岸できない所もあり、沖仲仕のいる港や、 筏(いかだ)従事者を仲介して荷物の積み降ろしをします。 | + | 艀のばあいは、ばら荷を扱うもので、最近はコンテナやパレットシステムが多くなり、<br> |
− | + | 起重機(クレーン)やフォークリフトで直接に本船に積み込み、積み降ろしをする作業が多くなっています。<br> | |
− | + | しかし、港湾によっては本船が岸壁に接岸できない所もあり、沖仲仕のいる港や、 筏(いかだ)従事者を仲介して荷物の積み降ろしをします。<br> | |
− | + | 500t(トン)以上の船舶におけるこの作業の監督者は、船内荷役作業主任者が行なわなければなりません。<br> | |
− | [[Category:交通・運輸の関連| | + | 作業方法を決定し、直接に作業を指揮し、通行設備、荷役機械、保護具などの点検整備を行ないます。<br> |
− | + | 就業先は港湾運業会社に雇用されるのですが、日雇人足的に仕事をしている人もいます。<br> | |
− | + | 貨物のコンテナ化などによる機械積み降ろし導入がすすむ一方で、いわゆる日給月給制など給与面にも日雇制度が残っています。<br> | |
− | + | 港湾荷役作業員は、人力による荷役から、揚貨装置、クレーン、移動式クレーン、デリック、フォークリフト、ショベルカーなどの運転手と <br> | |
− | + | 玉掛技能など技術をもった労働者に様相を変えてきました。<br> | |
+ | [[Category:交通・運輸の関連|020]] |
2017年10月2日 (月) 16:07時点における最新版
港湾荷役作業員
〔2003年原本〕
港湾で船舶から荷物を積み込み、積み降ろしをする作業員です。
船内荷役と沿岸荷役および艀(はしけ)と本船をつなぐ荷役(沖中仕(おきなかし))などにわかれます。
船内荷役は、船舶に乗り込んで貨物の積み降ろし作業をします。船倉(ハッチ)ごとに10~20人程度の組(ギャング)を編成して行ないます。
沿岸荷役は、岸壁側の積み降ろし作業で、直接に本船に接岸して行なうものと、艀を通して行なうものに分かれます。
艀のばあいは、ばら荷を扱うもので、最近はコンテナやパレットシステムが多くなり、
起重機(クレーン)やフォークリフトで直接に本船に積み込み、積み降ろしをする作業が多くなっています。
しかし、港湾によっては本船が岸壁に接岸できない所もあり、沖仲仕のいる港や、 筏(いかだ)従事者を仲介して荷物の積み降ろしをします。
500t(トン)以上の船舶におけるこの作業の監督者は、船内荷役作業主任者が行なわなければなりません。
作業方法を決定し、直接に作業を指揮し、通行設備、荷役機械、保護具などの点検整備を行ないます。
就業先は港湾運業会社に雇用されるのですが、日雇人足的に仕事をしている人もいます。
貨物のコンテナ化などによる機械積み降ろし導入がすすむ一方で、いわゆる日給月給制など給与面にも日雇制度が残っています。
港湾荷役作業員は、人力による荷役から、揚貨装置、クレーン、移動式クレーン、デリック、フォークリフト、ショベルカーなどの運転手と
玉掛技能など技術をもった労働者に様相を変えてきました。