Job:缶詰製造工・瓶詰製造工
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缶詰・瓶詰ともにとくに資格はいりません。缶詰では機械操作が重要です。<br> | 缶詰・瓶詰ともにとくに資格はいりません。缶詰では機械操作が重要です。<br> | ||
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受験資格は、①大学で食品物製造、加工の課程を修了し、缶詰製造の実務経験3年以上、②高校での食品の製造、加工を修了し、実務経験5年以上、③実務経験7年以上。<br> | 受験資格は、①大学で食品物製造、加工の課程を修了し、缶詰製造の実務経験3年以上、②高校での食品の製造、加工を修了し、実務経験5年以上、③実務経験7年以上。<br> | ||
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〔参考〕(社)日本缶詰協会 <br> | 〔参考〕(社)日本缶詰協会 <br> | ||
− | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-7-1<br> | + | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-7-1 <br> |
有楽町電気ビル北館1213区<br> | 有楽町電気ビル北館1213区<br> | ||
TEL03-3213-4751<br> | TEL03-3213-4751<br> | ||
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2017年9月25日 (月) 21:20時点における最新版
缶詰製造工・瓶詰製造工
〔2003年原本〕
缶詰(かんづめ)食品、瓶詰(びんづめ)食品を作る仕事です。
缶詰は、水産物(マグロなどの魚類や貝類)、果実類(ミカンなど)、そのほか野菜・豆類、食肉などです。
それらの主原料のほかに副原料として塩、砂糖、食用油、香辛料などを使います。
工程は、①原料の水洗いと整理、②味付け=調理的な仕事、③容器への詰めと計量、④密封=機械操作、⑤加熱や冷却による殺菌消毒。
瓶詰めもほぼ同様の工程ですが、ジュースや薬用酒など液体のものも多くあります。
液体(飲料など)瓶詰のばあい、①瓶洗い・殺菌、②瓶のキズ・異物の検査、③液を入れ蓋(ふた)をしめる(機械作業)、④ラベル貼り、⑤箱詰め、となります。
ほとんどがベルトコンベアの流れ作業ですが、②の検査は“目作業”で15分程度続けるのが限界といわれ、工程を互いに交代して作業をつづけます。
缶詰・瓶詰ともにとくに資格はいりません。缶詰では機械操作が重要です。
日本缶詰協会が実施する講習に参加し、修了後の資格認定による缶詰主任技術者があります。
巻締主任技術者(缶詰の二重巻締の理論と実技)、品質管理主任技術者、殺菌管理主任技術者の3種に分かれます。
受験資格は、①大学で食品物製造、加工の課程を修了し、缶詰製造の実務経験3年以上、②高校での食品の製造、加工を修了し、実務経験5年以上、③実務経験7年以上。
就業先はほとんどが食品メーカーです。
瓶詰(海苔(のり)佃煮、いか塩辛など)は、小規模な食品工場や協同組合で、手工業的方法で作っているところがあります。
〔参考〕(社)日本缶詰協会
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-7-1
有楽町電気ビル北館1213区
TEL03-3213-4751
http://www.jca-can.or.jp/