Job:看護師
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傷病者や妊産婦の療養の手助けをし、医師の診療上のサポートを行います。<br> | 傷病者や妊産婦の療養の手助けをし、医師の診療上のサポートを行います。<br> | ||
仕事の場は、病棟、外来・診療所、手術室や麻酔室などに分かれ、仕事の内容はそれぞれの場で少し違ってきます。<br> | 仕事の場は、病棟、外来・診療所、手術室や麻酔室などに分かれ、仕事の内容はそれぞれの場で少し違ってきます。<br> | ||
− | + | 入院病棟勤務は3交代制がほとんどです。<br> | |
− | + | 朝8時ごろひきつぎ、食事、清拭や洗髪、診療の助手、検査へのつきそい、看護記録作成等で忙しい1日が終わり、<br> | |
− | + | 4時ごろ準夜勤者へ引きつぎます。<br> | |
− | + | 準夜勤は12時ごろまで。<br> | |
− | + | 食事や病室の巡視。<br> | |
− | + | 12時から翌朝8時ごろまでは深夜勤務で、1~3人が担当し、病棟を巡回します。<br> | |
− | + | 重病者がいたり容態が急変したときの機敏な対応が必要です。2交代制が増えています。<br> | |
− | + | 外来や診療所の勤務者は、医師の診療介助、患者への処置(外傷の処置や注射など)などが主な仕事です。<br> | |
− | 男性看護師は、主に精神科病棟勤務が多く、一般病棟や手術室勤務の人もいます。 | + | 在宅の寝たきりの高齢者や末期がん患者への訪問看護やホスピスも増えました。<br> |
+ | リハビリテーション施設の看護師もいます。<br> | ||
+ | 重大な障害を負っている人が社会参加・復帰できるかどうかは、本人の意志が大きく左右します。<br> | ||
+ | きき手を失い再び働きにでる人もいれば、寝たきりになったりすることもあります。<br> | ||
+ | どこの勤務であっても共通しているのは、医師は患者の病気の科学者ですが、<br> | ||
+ | 看護師は看護の専門職であり、また患者の生活全体に人間としてふれあう共感者です。<br> | ||
+ | 看護師として嬉しいのは、入院患者が元気になって退院していくときです。<br> | ||
+ | 避けられない悲しみは、死に出会うこと。<br> | ||
+ | 患者が息をひきとるときに、側にいるのは看護師ただ一人ということもあります。 <br> | ||
+ | 医学医療の進歩、科学技術の進歩によって機械化されている部分がふえ、その操作も増えています。<br> | ||
+ | 患者が求めているのは、操作される機械ではなく、操作している人間のケアです。<br> | ||
+ | 看護師になるには、高校卒業後、3年以上の看護師養成学校または看護大学に入り、所定課程を修了し、<br> | ||
+ | 看護師国家試験に合格しなくてはなりません。<br> | ||
+ | また高校の衛生看護科を卒業するか、中学・高校卒業後2年以上の准看護学校を終了し、<br> | ||
+ | 准看護師試験に合格すれば准看護師資格がとれます。<br> | ||
+ | 准看護師の仕事内容は看護師とほとんど変わらず、准看護師から看護師への移行教育を含めて制度の一体化が進んでいます。<br> | ||
+ | 結婚し、子どもが生まれても看護師として働きつづける人が増えています。<br> | ||
+ | それでも30~45歳くらいの人は少なく、離職率は高くなっています。<br> | ||
+ | 医療機関の多くが看護師不足のため、多忙で、それがまた労働条件を悪くしているという悪循環をつくっています。<br> | ||
+ | 看護師の増員は国民の医療を守るカギとなっています。 <br> | ||
+ | 男性看護師は、主に精神科病棟勤務が多く、一般病棟や手術室勤務の人もいます。<br> | ||
〔給〕は〔並〕から〔やや高〕。<br> | 〔給〕は〔並〕から〔やや高〕。<br> | ||
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TEL03-5253-1111<br> | TEL03-5253-1111<br> | ||
http://www.mhlw.go.jp/ <br> | http://www.mhlw.go.jp/ <br> | ||
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2017年9月23日 (土) 22:19時点における最新版
看護師
〔2003年原本〕
傷病者や妊産婦の療養の手助けをし、医師の診療上のサポートを行います。
仕事の場は、病棟、外来・診療所、手術室や麻酔室などに分かれ、仕事の内容はそれぞれの場で少し違ってきます。
入院病棟勤務は3交代制がほとんどです。
朝8時ごろひきつぎ、食事、清拭や洗髪、診療の助手、検査へのつきそい、看護記録作成等で忙しい1日が終わり、
4時ごろ準夜勤者へ引きつぎます。
準夜勤は12時ごろまで。
食事や病室の巡視。
12時から翌朝8時ごろまでは深夜勤務で、1~3人が担当し、病棟を巡回します。
重病者がいたり容態が急変したときの機敏な対応が必要です。2交代制が増えています。
外来や診療所の勤務者は、医師の診療介助、患者への処置(外傷の処置や注射など)などが主な仕事です。
在宅の寝たきりの高齢者や末期がん患者への訪問看護やホスピスも増えました。
リハビリテーション施設の看護師もいます。
重大な障害を負っている人が社会参加・復帰できるかどうかは、本人の意志が大きく左右します。
きき手を失い再び働きにでる人もいれば、寝たきりになったりすることもあります。
どこの勤務であっても共通しているのは、医師は患者の病気の科学者ですが、
看護師は看護の専門職であり、また患者の生活全体に人間としてふれあう共感者です。
看護師として嬉しいのは、入院患者が元気になって退院していくときです。
避けられない悲しみは、死に出会うこと。
患者が息をひきとるときに、側にいるのは看護師ただ一人ということもあります。
医学医療の進歩、科学技術の進歩によって機械化されている部分がふえ、その操作も増えています。
患者が求めているのは、操作される機械ではなく、操作している人間のケアです。
看護師になるには、高校卒業後、3年以上の看護師養成学校または看護大学に入り、所定課程を修了し、
看護師国家試験に合格しなくてはなりません。
また高校の衛生看護科を卒業するか、中学・高校卒業後2年以上の准看護学校を終了し、
准看護師試験に合格すれば准看護師資格がとれます。
准看護師の仕事内容は看護師とほとんど変わらず、准看護師から看護師への移行教育を含めて制度の一体化が進んでいます。
結婚し、子どもが生まれても看護師として働きつづける人が増えています。
それでも30~45歳くらいの人は少なく、離職率は高くなっています。
医療機関の多くが看護師不足のため、多忙で、それがまた労働条件を悪くしているという悪循環をつくっています。
看護師の増員は国民の医療を守るカギとなっています。
男性看護師は、主に精神科病棟勤務が多く、一般病棟や手術室勤務の人もいます。
〔給〕は〔並〕から〔やや高〕。
〔参考〕日本看護協会
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-8-2
TEL03-3400-8331
http://www.nurse.or.jp/
〔参考〕厚生労働省
〒100-8045 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL03-5253-1111
http://www.mhlw.go.jp/