Job:書店経営・店員
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2017年9月23日 (土) 16:09時点における最新版
書店経営・店員
〔2003年原本〕
本(書籍・雑誌)の小売販売業です。
仕事は本の販売ですが、本の仕入れ、陳列、返品、売上集計などの関連の仕事もあります。
とくに仕入れは、熟練を要します。
出版流通の事情から、思い通りの仕入れができる書店は少なく、しかも適切な仕入れ数を決めること自体が難しく、
かりにうまく仕入れたと思っても予定どおりに販売できるのか、保障はありません。
本は種類が多く、1つの書店(中小規模)で同じ本が数十冊売れれば多いほうです。
仕入れのしかたによって「売れない本ばかり仕入れて、注文のある本は仕入れなかった!」という状態になりかねません。
陳列のしかたは、店の雰囲気を決めます。客の入りやすい店、求める本を探しやすい店…売上げの伸びる店づくりの重要要素です。
POPやポスター、照明や棚の配置を工夫したインテリアデザインワークも必要です。
返品は労力のいる仕事です。1点ごとに書名や定価をチェックし、返品本のリストを作成し、包装していきます。
そのほかに雑誌の定期購読の手続きや注文された本の配達、事務所・学校・病院などへの関連図書の紹介や注文をとってまわる
外販などの仕事をしているところもあります。
書店によっては、子どもたちの集まる場所になっているところもあります。
立ち読みや万引きを気にするところもあります。
これらを含めて、多くの種類の本のなかからどういう性格、内容の本を陳列し、販売しようとするのが、
書店のコンセプトづくりは経営にとっては重要な内容です。
書店員の3分の2は女性がしめています。特に資格はありませんが、本好きの人が多いようです。
営業時間は長く、2交代制が多くなります。
半数近くの書店が年中無休ですから日祝日が休みというわけではありません。
〔給〕は〔やや低〕から〔並〕。従業員9人以下が全書店の9割をしめます。