Job:メイクアップアーチスト・スペッシャルメイクアップアーチスト
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2017年9月15日 (金) 20:54時点における版
メイクアップアーチスト
〔2003年原本〕
映画やテレビなどのタレントや俳優に化粧する人、メイキャッパーさらにはメイクといいます。
テレビ・映画だけでなく、CMやポスターの出演者、ファッションショーやイベントへの出演者とその仕事の対象者が広がってきています。
結婚式場での花嫁や仲人夫人のメイク、各種パーティの出席者のメイクと際限なく範囲は広がる様相を呈しています。
本来の映画やテレビの場合は、化粧の域を越えて“顔づくり”の仕事になります。
役柄にあわせた顔づくりがメイクの本来的な役割です。
そのばあいは、顔面をマッサージして下地をつくり、ドーランを何色も重ねて影をつくるなどして顔面に絵を描くようになります。
役者自身が化粧をしてくるのでそれをチェックし直す程度でいいこともあります。
むしろ“顔づくり”にウエイトのあることもあります。
撮影の合間に、手足の汚れを拭いてまわることもあるようです。
映画・テレビのメイクアップアーチストの場合は、日曜祭日の休みがとれないと考えていいほど忙しくなります。
就業先はメイクアップ専門会社や広告代理店、カツラ会社、テレビ制作プロダクション、化粧品会社(⇒美容部員)などです。
結婚式場や一般の美容院で行なうメイクアップは、美容の延長にある化粧の域にあり、映画・テレビのメイクアップに近づいてはいるけれども、
まだ“顔づくり”とまではいかないようです。
メイクアップアーチストと美容師の間には明確な区切りはありません。
結婚式場では、ヘアや着付けをいっしょにする人が多いようです。男性もいます。
メイクアップアーチストには制度としての資格はないのですが、実際には美容師の経験者、有資格者がなっています。
メイクアップアーチストになるには、美容師からスタートして、メイクアップ専門会社などに入るのが1つのコースです。
メイクアップのプロの養成コースをもつ専門学校もできていて、そこから直接にメイクアップ専門会社などに入る人もいます。
〔給〕は、メイクアップの未経験者で見習い状態ならば〔低〕。
しかしあとは実力しだいで、〔並〕から〔高〕まで幅がでてきます。
スペシャルメイクアップアーチスト
〔2003年原本〕
映画・テレビ番組の特殊メイクの担当者です。たとえば火事で火傷をした状態の顔とか、交通事故でザックリと傷ついた足とか…。
そういうばあいは俳優の顔を石膏で型取りし、そこに特殊ゴムを流し込んでマスクをつくり、
本物らしく本物以上にその火傷の顔や傷ついた足をつくりあげます。俳優はこれを身につけて演技をすることになります。
スペシャルメイクアップアーチストの仕事は造形作家に近いものとなります。
映画制作スタッフの一員として、ときには監督に演出上、撮影上の注文をつけることもあります。
現在は特殊効果(スペッシャルエフェクト)の一分野と考えられ、
SF映画などの実在しない生き物(クリエイチャー)をつくることも守備範囲です。