市民団体「Swing‐By」
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+ | 学生の相談に乗るなどして精神面でサポートする。<br> | ||
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+ | 具体的な支援策は未定だが、本県の児童養護施設や里親家庭から首都圏の大学に進んだ学生に、「Living-」のスタッフがメールでやりとりするなどして支える。「Swing-」も首都圏からの学生を同様に見守る。<br> | ||
+ | 「Swing-」は、県や宮崎大教育学部などとともに設立した連携推進協議会で、こうした学生に奨学金を給付している。<br> | ||
+ | 「県内ではサポート態勢が整いつつある。<br> | ||
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+ | 慎理事長も「地方の大学に行くと一から人間関係をつくらなければならず、孤立して退学してしまう学生もいる。今回の連携は、子どもたちの選択肢を増やす貴重な一歩」と述べた。<br> | ||
+ | 〔◆平成29(2017)年7月10日 宮崎日日新聞 朝刊〕 <br> | ||
'''宮崎県/ 宮崎市で塾形式「ファーストキャンプ」 学び、遊び 貧困なくす 会費制、子ども食堂も併設'''<br> | '''宮崎県/ 宮崎市で塾形式「ファーストキャンプ」 学び、遊び 貧困なくす 会費制、子ども食堂も併設'''<br> | ||
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2017年8月8日 (火) 13:04時点における版
市民団体「Swing‐By」
所在地 | 宮崎県宮崎市 |
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TEL | |
FAX |
県内児童養護施設出身者見守り 首都圏大学 進学を支援 宮崎市の任意団体 都内NPOと協定
県内の児童養護施設などから首都圏の大学に進む学生を支援しようと、子どもの貧困対策に取り組む宮崎市の任意団体「Swing-By(スイング・バイ)」(日永純治代表)と東京都の認定NPO法人「Living in Peace(リビング・イン・ピース)」(慎泰俊理事長)が9日、連携協定を結んだ。
学生の相談に乗るなどして精神面でサポートする。
日永代表と慎理事長がこの日、宮崎市の宮崎大木花キャンパスで協定書を取り交わした。
具体的な支援策は未定だが、本県の児童養護施設や里親家庭から首都圏の大学に進んだ学生に、「Living-」のスタッフがメールでやりとりするなどして支える。「Swing-」も首都圏からの学生を同様に見守る。
「Swing-」は、県や宮崎大教育学部などとともに設立した連携推進協議会で、こうした学生に奨学金を給付している。
「県内ではサポート態勢が整いつつある。
協定により、関東の大学に進学する学生にも同じようなサポートができる」と日永代表。
慎理事長も「地方の大学に行くと一から人間関係をつくらなければならず、孤立して退学してしまう学生もいる。今回の連携は、子どもたちの選択肢を増やす貴重な一歩」と述べた。
〔◆平成29(2017)年7月10日 宮崎日日新聞 朝刊〕
宮崎県/ 宮崎市で塾形式「ファーストキャンプ」 学び、遊び 貧困なくす 会費制、子ども食堂も併設
子どもの貧困をなくす活動を続ける宮崎市の市民団体「Swing-By」(日永純治代表)が、小中高生に学習や体験活動を指導する塾形式の「ファーストキャンプ」を始めた。
現役の教諭や学生がボランティアを務める。
団体に会費を納めた家庭の子どもが対象だが、貧困世帯は無料で受け入れるのが特徴。
子どもらに学びの場を提供しながら、貧困根絶の活動に充てる会費も集められる「一石二鳥」の試みだ。
16日夕、小学生が国内外で活躍するダンスグループと、ポリ袋を使った遊びを楽しんでいた。
バレエ音楽に合わせ、袋を持って走ったり、膨らませたり。自由な発想でさまざまな遊びに興じた。
一方、中学生は宮崎大生に勉強を教わった。この“塾”は4月にスタート。
毎週金曜日の夕方から開き、小学生と中高生が各1時間半ずつ、勉強だけでなく、演劇やダンス、美術などの体験活動も楽しむ。
会場となる公共施設では、調理室で食事を作って提供し「子ども食堂」も兼ねる。
現在は小学1年生6、7人と中高生4、5人が通う。うち数人が無料の参加者という。
指導役の一人、同大大学院の竹内元(げん)准教授は「貧困家庭の子は心に傷を負い、教育だけでは解決できない悩みを抱えていることが多い。勉強はもちろん、体験や食事など家庭的な場を提供してあげたい」と話す。
主催する「Swing-By」は昨年、宮崎市などの会社経営者や弁護士が設立。
これまで、児童養護施設の子どもが進学する際の奨学金や、学校が貧困世帯への対応を話し合う「ケース会議」への参加を通して子どもを支えてきた。
ファーストキャンプは、参加者の保護者が団体の賛助会員になり月1万円を納める仕組みにした。
単なる寄付より、子どもの塾費用を払う感覚ならば協力を得やすく、持続可能と考えたという。
会費収入は貧困に関する学習会の開催や奨学金の拡充に充てる。
日永代表は「貧困家庭支援は生活面など福祉から入ることが多いが、教育と組み合わせれば効果が増す。子どもの勉強や心を支え、大人になって貧困に陥る連鎖を断ち切りたい」と語る。
同団体=090(8406)6363。
〔◆平成29(2017)年6月30日 西日本新聞 朝刊〕