お答え:子どもにあう環境づくりをする高校を探すー木村茂司
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中学2年女子、だんだん登校が減り、3学期の登校日数は3、4日です。<br> | 中学2年女子、だんだん登校が減り、3学期の登校日数は3、4日です。<br> | ||
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2017年7月16日 (日) 11:12時点における最新版
子どもにあう環境づくりをする高校を探す
〔質問030〕英語が好きな不登校気味生徒の高校進学先
中学2年女子、だんだん登校が減り、3学期の登校日数は3、4日です。
週1回の英語塾には欠かさずに行っています。
心配して勉強の話をすると強く反発します。
どんな感じで受け入れる高校があるのでしょうか。
〔お答え030〕子どもにあう環境づくりをする高校を探す
学校に行っていないことは、どんな人にも大きな心の痛手になっています。
悪いこと、情けないこと、恥ずかしいこと…とどうしてもなってしまうものです。
心配して声をかけるほとんどは、本人にとってはいやな言葉になってしまうのです。
無理に声をかけるよりも、無言の思いやりの方が本人には楽です。
雑談、無駄話のほうがむしろいいです。
3学期はわずかな登校、英語塾だけいくのはすべて意味があります。
週1回だから行くことができる、この英語塾だから行けるのです。
周囲の人がこれ以上よくばるのはやめましょう。
希望とする高校としては、ゆったり、のんびり、心ゆたかでほのぼのとした学校です。
こういう学校を探しましょう。
あなたの県内になければ、日本中を探しましょう。
あるいはそういう希望を出してそうしてくれるようにお願いしましょう。
日本中探せばどこかにあります。
O子さんは、中学2年のときいじめにあいました。
意地悪な女子にグループでいじめられたのです。
担任はO子さんを守ろうとしてくれましたが、守りきることはできませんでした。
まじめで勉強熱心なO子さんは、自分が学校に行けないことにすごく責任を感じてしまいました。
家でも部屋にこもるようになり、家族とも一緒に食事をしなくなりました。
心配した親がフリースクールに相談に行きました。
でもO子さんはそのフリースクールに通うことができませんでした。
親はフリースクールで相談を続け、フリースクールで勉強スケジュールをつくってもらい、勉強指導を受けました。
学校の宿題はきちんとやって親が学校に届けました。
担任も家庭訪問を続け、宿題の受け渡しをしてくれました。
しっかり勉強したO子さんは、担任が少し離れていて、この中学からは受験する子のいない私立高校に頼んで受験できることになりました。
この私立高校の校長は、公立高校の校長を退職した人で、中学校でのいじめについてよくわかっていました。
事前にO子さんを呼んで、校長面接が行われました。
高校ではおとなしい生徒を集め、ゆったりできるクラスをつくり受け入れました。
O子さんは入学後、のびのびと通うことができるようになりました。
高校3年生のときには生徒会長をつとめたのです。
〔2013年5月〕
「英語が好きな不登校気味生徒の高校進学先」にあるページ
お答え:いまの英語塾なら行けるという意味ですー赤沼侃史
お答え:不登校生を受け入れる学校とはどこですかー伊藤英明
お答え:子どもにあう環境づくりをする高校を探すー木村茂司
お答え:母親との信頼関係づくりを優先したいー松田武己