カテゴリ:児童相談所・岡山県
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2016年11月14日 (月) 11:54時点における版
児童相談所・岡山県
岡山県中央児童相談所 |
岡山市こども総合相談所 |
岡山県倉敷児童相談所井笠相談室 |
岡山県倉敷児童相談所 |
岡山県倉敷児童相談所高梁分室 |
岡山県津山児童相談所 |
岡山県倉敷児童相談所高梁分室新見相談室 |
児童虐待4年ぶり増 県内4児相 15年度相談まとめ 目立った
県と岡山市は、2015年度に県内4カ所の児童相談所に寄せられた児童虐待の相談件数をまとめた。
総数は801件で、前年度(771件)より30件(3・9%)増えた。増加に転じたのは4年ぶり。
子どもの前で配偶者に暴力を振るうといった「面前ドメスティックバイオレンス(DV)」が目立ったという。
児相別にみると、県管轄の中央78件、倉敷257件、津山151件、政令指定都市移行に伴い09年度に開設された岡山市315件。
前年度と比べ、中央は9・9%、倉敷は21・8%、津山は9・4%増え、岡山市は10・3%減った。
相談の通報者は、警察が210件と前年度(165件)に比べ27・3%の増。
県子ども未来課によると、13年12月の警察庁通達で通告があらためて求められた面前DVを中心に増えていた。
一方で、近隣知人は25件と前年度(40件)より37・5%減っており、県民への啓発の必要性が浮き彫りになった。
相談の内訳は、食事や衣服を十分に与えなかったり必要な医療を受けさせなかったりするネグレクト(育児放棄)が454件(前年度比64件増)で最多。
面前DVを含む「暴言など心理的虐待」は222件で、前年度より45件減っているが2番目に多かった。
続いて、暴力による身体的虐待119件(17件増)、性的虐待6件(6件減)などだった。
虐待の当事者は約7割が実母だった。
各児相は面接指導や児童養護施設への入所、里親への委託で対応。
複数のあざがあるなど危険性の高さから、児童福祉法に基づき一時保護したケースは380件に上った。
虐待から子どもを守る最長2年の親権停止制度で家庭裁判所に申し立てた事例はなかった。
児童虐待を巡り、県警は15年、12件を摘発。
2月には岡山市内の自宅アパートで、7歳の次男の首を絞め、包丁で背中を刺したとして殺人未遂容疑で30代の母親を逮捕した。
取材メモ
学校含めた連携必要
▽…県内4児童相談所の2015年度相談で増加傾向を見せたという「面前DV」。
子どもが配偶者への暴力や過度な夫婦げんかを目撃し、心理的なダメージを負うことだ。
2004年施行の改正児童虐待防止法で定義されたが、その意味や危険性が十分に周知されているとは言い難い。
▽…県子ども未来課によると、面前DVを受けた子どもは自分のせいで両親のいさかいが絶えないと思い込み、自尊心を失う。
大人になっても対人関係を築くことが苦手だったり、人の愛し方が分からなくなったりと深刻な影響を及ぼす可能性があるという。
▽…しかし「DVの当事者にはそれが児童虐待に当たるとの認識が薄い」と、おかやま児童虐待事例研究会の松尾冀代表世話人。
「結婚予定のカップルや学生らを対象に、防止に向けた教育を実施すべきだ」と訴える。
児相や警察だけでなく、学校など教育機関も含めた連携が求められる。
〔◆平成28(2016)年6月28日 山陽新聞 朝刊〕