さくらっこ食堂
(→さくらっこ食堂) |
|||
34行: | 34行: | ||
〔◆平成28(2016)年6月16日 毎日新聞 神戸版〕 <br> | 〔◆平成28(2016)年6月16日 毎日新聞 神戸版〕 <br> | ||
− | |||
[[Category:子ども食堂・フードバンク|さくらっこしょくどう]] | [[Category:子ども食堂・フードバンク|さくらっこしょくどう]] | ||
[[Category:兵庫県(地域)|さくらっこしょくどう]] | [[Category:兵庫県(地域)|さくらっこしょくどう]] | ||
[[Category:伊丹市(兵庫県)|さくらっこしょくどう]] | [[Category:伊丹市(兵庫県)|さくらっこしょくどう]] |
2016年11月12日 (土) 13:40時点における版
さくらっこ食堂
所在地 | 兵庫県伊丹市 |
TEL | FAX |
夏に問う:2016参院選/5 子どもの貧困 孤食防ぐ民間「食堂」 行政が本来取り組むべき /兵庫
伊丹市桜台地区で5月に始まった子ども食堂「さくらっこ食堂」は、放課後の学習会も開く。
家庭の経済状態と子どもの学力は比例する傾向があるとされるからだ。
地域のコミュニティ協議会や福祉協議会など6団体の実行委員会が運営する。
地元の公共施設の食堂で実行委のメンバーが食事をつくり、別の一室で地元の大学生がボランティアで小学生に勉強を教える。
だが、開催は月1回。主催団体の関係者は「回数を増やしたいが、スタッフはボランティアで手伝っており、負担が大きい」と明かす。
子ども食堂について、ひとり親家庭に詳しい神戸学院大学の神原文子教授(家族社会学)は「貧困家庭で、孤立しがちな子どもたちと、地域とのつながりも生まれる」と評価する。
だが、運営の負担から、開催の頻度は月1回から週1回程度のケースが多い。
神原教授は「地域の善意やボランティア活動は、行政の取り組みのプラスアルファの要素。
食事は毎日の生活の一部。子どもの貧困対策として行政が取り組むべきだ」と訴えている。
◇メモ
政府は昨年12月、ひとり親世帯・多子世帯への支援や児童虐待防止策を軸にした「子どもの貧困対策」を打ち出した。
低所得世帯の子どもが大人になってもさらに貧困に陥る「貧困の連鎖」の防止に向けた学習支援や、子ども食堂のように食事が提供される居場所づくりなどを掲げる。
兵庫県でも今年度から「ふるさと納税」の一環として寄付を募り、子ども食堂を始める初期費用を支援する仕組みを始めたが、運営費の補助は対象ではない。
子ども食堂の運営主体は多くが地域住民や市民グループなどであり、貧困対策を確かに進めるため、善意に頼り切るのではなく、公的支援が求められる。
〔◆平成28(2016)年6月16日 毎日新聞 神戸版〕