Interview:ニートに一言
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2016年2月12日 (金) 14:57時点における版
ニートに一言
働くのを拒んでいる、所謂ニートに対してこのさい一言ガツンと言ってください。
〔2012-05 〕
私は社会的引きこもりという人とともに生活し、彼ら彼女らとは日常的にきわめて多くの接触をし、接点を持っています。
この接触する人たちには、発達障害も精神障害も混じりますし、ニートという人も混じります。
いわゆるニートを単純に「働かない人」としか見えない人には“一言ガツン”と言いたくなる気持ちはわからないでもありません。
これらの人を一律に「働かない人」扱かいはできません。
何よりも彼ら彼女らは怠け者ではありません。
周囲の人への気配りを働かせる、逆に周囲の人の感情や気持ちを把握しづらい体質、気質に由来することが多いのです。
大部分の人は、“一言ガツン”で何とかなるのではなく、事態をいっそう悪くしてしまいます。
ニートに対する“一言ガツン”は事態をよく知らないですると逆効果で人間性を問われることになります。
大阪維新の会が発達障害の人に対して家庭教育の問題にする条例案を出したのはその例です。
非科学性や権力的介入の姿勢を逆に“一言ガツン”され、早々に白紙撤回しました。
それでも少数、または私の知らない形で“怠け者”がいるのかもしれません。
そういう人には一喝もいいかもしれませんが、幸か不幸か私はそういう人に出会ってはいません。