ソースを表示

===アスベルガーによる言動の障害をこえて米国大学を卒業したG 君===
'''（体験談７）当事者の状況'''<br>
１４歳の不登校の男の子のG 君。アスベルガーと自閉症のため、同年代の学生と上手くコミュニケーションが取れず学校に行くのが嫌になった。<br>
'''国内カウンセリング期間'''：３か月<br>

'''アプローチ方法'''<br>
さほど重くない自閉症で最初から拒否反応を示すことなく、阿相を受け入れた。<br>
事前にお父様からG 君の趣味が欧州サッカーの鑑賞で小学校時、少年野球をやっていたとうかがっていた。<br>
切り口としてキャッチボールを２人でやり、サッカーのトレーディングカードを買って、気を引いた。<br>
プライドが高く、高校を卒業しなければいけないことは理解しているが、どうしても学校になじめない状況。<br>
これが不登校の理由としては４回目のカウンセリングだった。<br>
さいわい英語が好きだったらしく、阿相も英会話を教えられるので、三か月間、キャッチボール、英会話レッスン、欧州サッカーの話でカウンセリングを行う。<br>
日本の高校にはまるっきり行く気がなく、アメリカ留学に興味を示した。<br>
アメリカでも比較的平穏で、親しい日本人カウンセラーがいるユタ州に送り出した。<br>
日本とは違い、異文化での生活にも慣れ、特に人とのコミュニケーションを英語でとれるようになったので、自信もついたようだ。<br>
アスベルガーによる言動の違和の兆候が見られなくなった。<br>
１年後には現地の高校に入学し、ガールフレンドもでき、サッカー部に入部し、問題なく高校を卒業した。<br>
他州の大学で社会学を専攻し卒業し、帰国後は一般企業に入社し、人とのコミュニケーションを上手く取れるようになった。<br>

（体験談1）[[オーストラリアに試験留学になったＢ君]]<br>
（体験談2）[[英会話に興味を持ちアメリカに留学したＡ君]] <br>
（体験談3）[[何とかシドニーに留学させたロック指向のＣ君]] <br>
（体験談4）[[留学途中で無断帰国を実行したＤ君のばあい]] <br>
（体験談5）[[双子のＥ君・Ｆ君への働きかけの結末]] <br>
（体験談6）[[過保護のＦ君１４歳をゴルフと称してオーストラリアに誘う]] <br>
（体験談7）[[アスベルガーによる言動の障害をこえて米国大学を卒業したG 君]] <br>
（体験談8）[[親と一緒に対応ができなかった引きこもり２０年のH 君]]<br>
（体験談9）[[兄弟間の確執が問題だったI 君とJ 君]]<br>
（体験談10）[[ホームステイ先を５回変更したL 君]]<br>
 [[Category:阿相守彦カウンセリング体験談集|07]]