Job:青年海外協力隊員
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青年海外協力隊員
〔2003年原本〕
主に発展途上国に派遣され、さまざまな分野の技術指導、開発援助を行います。
政府の全面出費の国際協力事業団(JICA)の事業の1つです。
指導援助分野は、農林水産、土木建築、機械・金属の加工、自動車整備、電気機器の保守操作、保健衛生、スポーツ、教育などです。
どれか1つの専門分野を学び、技術者にならなくてはなりません。
派遣先は、農村地、都会地さまざまですが、生活レベル、風俗・習慣、気候、ことば……何から何までみんな違います。
技術者は自分1人で解決を図ります。しかも一緒に仕事をする現地の人は文字が読めないとか、衛生観念の違う人です。
自分1人で考えて、まったく場違いな問題も解決しなくてはならないこともあります
(看護師でいったはずなのに、自分の住む家の修理をするなど)。
しかし、そこはやはり同じ人間です。
情熱とねばりと若さで切り開いていくことは可能です。
細分化された1つの仕事ではなく、荒削りではあっても総合的な仕事が求められ、独創性を発揮して前進していくしかないのです。
それがかけがえのない喜びにつながり、意気に感ずるものになります。
派遣されたまま現地に住みつく人もいます。
1965年に事業が発足して以来、すでに7000人以上が赴任しました。年齢は20~35歳。
国際協力事業団の公募があり、2次にわたる試験があります。
合格者が協力隊員になります。