雨―とっておきの話
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雨―とっておきの話
(2年とも続けて校庭でキャンプ)
雨で一番に思い出されるのは小学校のキャンプです。
5年生、6年生と2年とも続けて雨になりました。
中止にはならず、校庭でキャンプをすることになりました。
校庭に張ったテントは忘れることができません。
初めてみんなで作る料理。
お米は洗濯機で洗うとか、洗剤を入れて洗わないといけないなど、無茶な意見も懐かしいです。
各班ごとに出来上がったカレーは具ばかりだったり、具が小さく刻みすぎてとろけていたり。
でも、それぞれ自分の作ったカレーが一番だとおいしく食べられたこと。
夜になっても騒いでいる私たちは、先生にしかられておとなしくなり、テントに当たる雨音に気づき心地良く寝てしまったこと。
キャンプが雨になってしまったことに、文句を言う者が誰もいなかったことが、雨のキャンプをみんなで楽しく、そして大成功に終わらせることができたのだと思います。
でも、担任の先生が雨男だという噂だけは残ってしまいました。
〔『公明新聞』2007年7月14日 32歳 家事手伝い〕