微妙な位置

今、母も私も変わろうとしている。離れている間に、母も大きく変わったし、私もまた大きく変わった。そうした二人が今一緒に暮らし始めている。

母と一緒にいて、苦しくなる時がある。この得体の知れない胸の苦しみは何なのだろう?と思い、本を読もうかなと、『母と娘』『共依存』などで、検索してみた。けれど、内容を見てみたら、少し違う…?

確かに過去を振り返る事で、何か前に進めるのなら、振り返る事も必要なのだろう。しかし、過去の「こうして欲しかった!」などは、もう嫌という程やって来た。それよりも、今は「これから」の事を考えていきたい。「どんな関係を築いていきたいか」。それは、「自分たちが、それぞれ、どう生きていきたいか」に繫がるものがある。

ただ、私がそう言えたり、思えたりする事が出来るのは、やっぱり母が変わった(変わろうとしている)からだ。そして、父も変わったからだ。

私もまた「全部、自分の問題だったんだ」と気付いた事で、変われた。大変な事はいっぱいあるけれど、誰かのせいにしていた(被害者意識のまま生きていた)頃に比べたら、全然世界が違って見える。

少しずつ抜け出している状態で、微妙な位置にいるけれど…。やっぱり、お互いを尊重し合う事が大切なのかなと思う。

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