私は変わってしまうことが、
寂しくて、怖くて…、仕方がない。
どうして変わってしまうのだろう?
好きだったものが嫌いになったり、
大切なものが大切にできなくなったり…。
そのぶん、
嫌いだったものが好きになったり、
大切にできなかったものが、
大切にできるようになったり。
それもあるのだと思う。
頭では分かっているけれど、
失った悲しみのほうを見てしまう。
その中でも、一番弱いのは『別れ』。
愛する人がいなくなる。
その現実を実感することができなくて、
「また明日、会おうね」の気持ちで
私は別れてしまった。
その後悔は15年以上続いた。
永遠の別れを信じられなかった私は、
現実や時間を止めてしまった。
時間が掛かってもいい。
今は変わってしまうことや、別れを
受け入れられるようになりたいと
本当に思っている。
「別れ」を受け止めることは、
その次の「出会い」を受け入れること。
「さようなら」の後には
「はじめまして」があって、
まだ見たことない世界が広がっている。
そして、そこには初めて出会う自分もいる。
楽しみにしながら、
たくさんの人達に出会って、
支え・支えられ…。
愛を知っていくんだろう。