『気分を変える』のが、ずっと苦手でした。
「苦しい気持ちから、何とか逃れたい。
悩みから解放されたい。
そうするにはらどうしたら良いのか?」
頭ばかり働かせて、
紙に気持ちを延々と書いたりしていました。
内観は大切で、良い時もあります。
ただ、『気分を変える』には…。
深呼吸をする。
体操、ヨガ、ストレッチ、散歩など、
体を動かす。
部屋を明るくしたり、空気を入れ替えたり、
掃除や片付けをして綺麗にしてみる。
TVを見て、笑う。
顔を洗う。お風呂に入る。
シャンプーやボディソープ、
歯ブラシや歯磨き粉を新しいものにしてみる。
…などなど、たくさんあります。
これらを
「やればいいじゃん!」と言われるのは、
動けない私にとって、
あまりにも酷なことでした。
「それができないんだぁぁぁ!!!」
しかし、やる気が起きてから、
これらをするのではなく、
これらをすることで気分が変わり、
やる気が起きるのです。
最近ようやく、それを体感し始め、
その意味が分かってきました。
「気分を変えたい」と嘆き、苦悩しながらも、
「本当に変えたいのか?」と問われれば、
もしかしたら
変えたくなかったのかもしれません。
嘆きと苦悩の中に浸っていたかったのです。
私は、外に興味が向かない。
自分にばかり意識が向かってしまう癖が
身に染み付いていました。
『気分を変える』。
大変で、酷なところもありますが、
今、ほんの少し希望が見え始めています。