親の会と杉並区社会教育センター

4月21日はセシオネット親の会の定例会でした。
セシオネット親の会は不登校や中退者の親の会で、この日は10人余が参加しました。
7年前に「不登校・中退者のための進路相談会」が杉並区社会教育センターを会場にでき、それに続いて5年前にセシオネット親の会が生まれました。
会場のつごうのため親の会は現在の高田馬場に移ってきたものです。参加者は杉並区からの人が多いです。

その定例会が始まる前に雑談をしていたなかでのことです。
杉並区の適応指導教室「さざんか」に通い、今春、高校に入学した生徒がいます。
そのお母さんから「さざんか」の父母会、PTAのような集まりがほしかったというのが一つ。
もう一つは、セシオネット親の会にときには「さざんか」の先生に参加してほしいという提案がありました。
私は、これらを聞きつつまた別のことを考えました。
杉並区社会教育センターの「社会参加支援事業」に「不登校・中退者のための進路相談会」が加えられていますから、私たちと杉並区社会教育センターの意見交換があってもいいのではないか。主催者として協力を受けている杉並区社会教育センターに報告する機会を持つのがやりやすいと思います。
この「社会参加支援事業」には「不登校・ひきこもり等支援団体意見交換会」もありますので、そこで提起する機会ができるのかもしれません。
またセシオネット親の会もそのうち、この事業に位置づけられる可能性があります。
「不登校・中退者のための進路相談会」とセシオネット親の会が続いてきた一つの成果だと思います。

杉並区の「社会適応力の向上事業」

杉並区社会教育センターの今年度の青年期の社会適応力の向上事業として、次の4つがあるとわかりました。
事業目的など書いたものもあるでしょうが入手できません。子ども・若者育成支援推進法に基づく、少なくともそれに関連する杉並区単位の取り組みのはずです。「イベント情報」に5月2日と5月26日の講演会、6月5日の座談会がありますが、それはこの事業の②「保護者向け・当事者向け講座」になります。
私たちが実施する「不登校・中退者のための進路相談会」は④に位置づけられています。

<青年期の社会適応力の向上事業紹介(主催:社会教育センター)
事業名と内容
①すぎなみしゃべり場
不登校・ひきこもりの状態にある青少年やコミュニケーションに不安を抱く青少年の社会参加を目指す場、社会参加のきっかけづくりの場としてフリースペースを開催しています。
【開催日時】毎週火曜日 午後6時~9時 
【対象】16歳~35歳くらい
*今年度は6月中旬からスタート
②保護者向け・当事者向け講座
不登校・ひきこもり等に悩むご家族や当時者の方のための講演会やワークショップを開催しています。
③不登校・ひきこもり等支援団体意見交換会
区内の関係各課・支援団体同士の交流と相互学習による連携を目指して年1回開催。
④不登校・中退者のための進路相談会
フリースクールや高校の担当者が来所し、不登校や中退されたお子さんの進路について相談できます。全国の学校のパンフレットも入手可能。
NPOとの協働事業。>