オセロについての報道「依存と支配」

芸能界に関することはよく知らないのですが、「オセロ」の一人が占い師(?)とともに自宅に篭城(?)しているとか。テレビでそれを見ていた人からの話です。
解説する心理学の人がいて「依存と支配、共依存をなくすには物理的に両者を離すことが必要」といっていたそうです。
私に話してくれた人が実は自分と母親との関係で「依存と支配、共依存」の時代が長くあり、今は離れているのでその関係と解説の意味がよくわかると言ってきました。母親は自分がズーッと昔から、初めは助けて欲しい、あなたが頼りという感じで話しかけてきます。やがて「あなたがそんなことだから、私は心配して何もできない」、何かしようとすると「そんなことをしてどうなるの」「そんなことしかできないの」という形で否定し、やめさせようとします。
関心を引き寄せておいて、否定し、引き離し、母親の手の内から外に出させないようにするのです。

家庭のある事情から数年前に父と母は遠くに住むことになりました。
もう30歳を超えた彼は、一人暮らしをするようになります。ときどき母親から電話があり、調子は前と同じで、そのたびに彼は精神状態が悪くなるそうです。それで電話の受信も制限しました。ようやく1年ぐらい前から気分の晴れることが多くなり、それでも不安にかられて私に電話をしてくるのです。たいがいは3分から10分ほどの短時間の電話です。
「オセロ」の一人と占い師の関係が彼の場合と同じとは思いませんが、「依存と支配、共依存」の様子を自分の経験から相対化してみる機会になっているのです。