専門学校に発達障害者向けの学科

池上学院グローバルアカデミー専門学校の社会生活学科を「発達障害向けの学科」として、学校紹介ページに掲載しました。専門学校としては最初の紹介ページの制作になります。
かねてより高校卒業後の進路に大学進学、就職、職業訓練に入る以外の道をつくって欲しいと願ってきたものとして、うれしい連絡です。
通信制高校の卒業生の45%が無業者である現状(文部科学省調査)からすれば、わずか1つの対応機関からの連絡です。もちろん同様なものは他にもあると思いますが、それでも限られていることは確かでしょう。
専門学校での対応が広がることを期待しています。専門学校以外の教育機関や施設での受入れと成長を助ける場が出来ていましたらぜひ連絡をください。

Siさんが数学をわかりやすく教えます

成人の中学校教育学習スペース」というのを掲げ、小学校や中学校の勉強を取り戻したい人の参加を呼びかけています。
この勉強スペースに来る人は1、2人が関心を持っているのですが、継続している人はいません。

今日はボランティアで中学3年生の不登校生Aさんに数学を教えたSiさんの話を聞きました。
Aさんは、正の数、負の数の加減(+-)計算で、答えにつく符号がプラスかマイナスかわからなくて困っているみたいでした。
たとえば「-3+6=」という計算で[3]という数字はわかるのですが、[3]が[+3]なのか[-3]なのかわからないみたいでした。
Siさんが運動会の「玉入れ」にたとえて、[+]チームと[-]チームで玉入れをしたばあいを考えました。
[-]チームに玉が3つ=[-] [-] [-]、[+]チームに玉が6つ=[+] [+] [+] [+] [+] [+]です。
先生が赤組、白組の玉を1つずつ取り出して数えるように、[+]チームと[-]チームの玉を1対1に対応させて数えると、[+]チームが3つ残るから[+3]が答えですよ、と説明したら納得してくれました。
Siさんは「だれか勉強する人いないかな」と言っています。

DMに同封する情報センターの案内

学校案内書のDM発送作業に同封する不登校情報センターの案内を作成しました。
今回は主に十代向けの内容に加えて、不登校・引きこもり体験者の取り組みを紹介するページが増えました。
(1)表紙ー住所連絡先などの案内。
(2)不登校情報センターのホームページの中心点の説明。
(3)アンケート(引きこもり等の体験者の方へ)。
(4)二条淳也―親と当事者との文通の勧め。
(5)第14回「不登校・中退者のための進路相談会」(3月18日)。
(6)わが子に訪問サポートを考えてみる親会。
(7)「OYA・OYAネット」入会案内。
(8)カラーセラピーレッスンに来られませんか。
(9)一緒に編み物をしませんか?
(10)カフェ&スペースを案内します⇒居場所コーディネーター。
(11)第5回片隅にいる私たちの想造展。
(12)『ひきコミ』の不定期刊行。

学校の案内書を参考にしていただくとともに、不登校、引きこもりから人とつながり、社会につながる方法が少しずつ形に表れてきたように思います。
DMの発送作業は明日28日から始めます。作業メンバーもたぶん大丈夫でしょう。
各自それぞれのペース(マイペース)ですので、やってみようとする人は事前に連絡をしてきてください。
一部未着の学校案内書がありますが、間に合うでしょう。