文通に代わるメール交流を呼びかけます(2016年2月10日)

地方在住のまさ子さんから次の便りが寄せられました。
①<一昨年タブレットを入手しました。1台目のタブレットで珍しく、使いまくっていました。しかし昨年暮れ、あろうことかタブレットを私が踏んづけて液晶画面を割ってしまいました。それでもまだ使える状態でしたので、ずっとそのまま使っていましたが、今日、遂に遂におニューのタブレット買っちゃいました。でも、買ったは良いけれど、パソコンも1台目タブレットも設定には通信業者の方がしてくれたので良かったのですが、新しく買ったおニューのタブレットの設定は全て自分でしなければならず、あっちへ電話で聞き、こっちへ電話して聞き、もうこのおニュータブレットはゴミと化してしまうのか・・・。と諦めたくなりながらも、悪戦苦闘しながら、ほぼ1日掛け遂に遂に設定が上手く完了したときには、疲れと喜びが混合した状態でしたが「私って意外とヤルじゃん!!」と、とても清々しい良い気分で嬉しくて嬉しくてたまらなかったです。今日の格言「諦めなければ、いつか必ずちゃんとできる!!」>

まさ子さんは書くことが好きです。文通をしたいのですが、不登校情報センターの文通システムは上手く働いていません。文通ボランティアを希望する人も数人いるのですが、みなさん手紙が来るのを待っているのです。
私はあれこれ工夫し提案を重ねましたが、この状態は数年も続いています。
そんななかで彼女からメールが届きました。そこで私はメールを使う方法を考え新たな提案をしました。私がまさ子さんに送った提案は次の通りです。

②<なかなかいいアイディアにまとまらないのですが、あなたの意見を聞かせてください。私が考えていることをバラバラに並べてみます。
(1)最初はあなたと私の2人だけのメールの交流から始める方法も考えました。ここに他の人を参加するように呼びかけるものです。ただし私にはあなたとどんなテーマで話をすればいいのかが不明です。テーマを何にするかが困るのは文通にしても同じです。あなたの自己紹介を見て何を書けばいいのかは浮かんできません。変に教訓じみたことになってはつまらないからです。何かありますか? 私は毎日のように文書などを書いているのですが、かなり忙しいので2人だけの交流は続かないのでグループにし広げたいのです。
(2)文通以外にメールでやり取りする方法があるかもしれません。それをメーリングリスト「文通ボランティア」とする方法も考えられます。初めからメーリングリストにしても何もないところに誰かが入って来ません。だから初めは2人で交流できればいいと思ったのです。
(3)統合失調症等を個人的に知らせてもらっている方が数名います。この方たちは文通などの方法に乗ってくる方がいるかもしれません。統合失調症もいろいろですが、普通の文通をしたい人が入ってきて戸惑うことはなくなります。
あなたの考えがあれば聞かせてください。  2016年2月3日>

まさ子さんからの便りは私のこの提案に対する返事です。提案に対してこのように言っています。

③<メーリングリスト初めて聞く言葉でしたが、意味は分かります。メーリングリストにつなげるため先ず、松田さまと初めは2人で交流をするという事には賛成です。私も教訓染みたことを書いてもらうと、読むのも辛くなるので・・・。
何を書けば良いのか。ポリアンナの良かった探しのような事。一日のうちで良かった、楽しかったことを日々の日常の事などに織り交ぜてメールで送りあえたら、楽しい雰囲気が伝われば、メーリングリストにも繋がりやすいのでは?ということ。
もうひとつ。その中には、良い言葉、良い文章も出てくるのではないかと思うのです。その良い言葉や、文章を、松田さまがある一定量貯め、みなに発信ネット使うのも良いと思います。>

まさ子さんの便りは1通ですが、この最後の部分に応えてグループの参加者を募集します。文通ボランティアの人はもちろん、メールならできるという方にも参加を呼び掛けます。
④<(1)内容は日常生活での楽しかったこと、小さな発見などを書いてください。アドバイス的な内容は正しくても押し付けに感じらますので原則として書かないでください。
(2)自己紹介(メールアドレスを含む)を書いてください。ハンドルネームやペンネームを使えます。文通ボランティアの人はすでに書いていただいていますので自己紹介ずみとします(これはネット上に掲載しています)。
(3)このグループに入っても、個人間の文通はできます。
(4)参加者が3名以上のグループになれば、メーリングリストにする予定です。その場合、投稿された文書を(希望しない場合を除いて)独自のブログ(名前は未定)をつくり、転載したいと考えています。
◎メーリングリストでは、投稿したものは参加者メンバーならだれでもみることができます。>
参加希望者は
①本人確認のための健康保険証のコピーを郵送(〒132-0035 東京都江戸川区平井3-23-5-101 不登校情報センター)、
②簡単な自己紹介をメールで送ってください(件名は、メール交流会に参加希望)。open@futoko.info
③健康保険証コピーと自己紹介メールを確認したところで、参加承認の連絡をします。

文通番号―121515 文通でのうれしい思い出

(1)Ny
(2)兵庫県
(3)女性
(4)私は20代の頃、不登校情報センターの「ひきコミ」という文通希望で手紙を書き、同じ悩みを抱える人から返事をいただきました。
文通でつながるっていうのがすごく、その頃はひきこもっていた自分にとってすごくうれしかったことを思い出します。
文通はもう終わりましたけれど、今でも続けていればよかったと思います。
20代後半になり、このままではダメだと焦り始めて、30歳に入った頃に近くのひきこもりの人たちをサポートする事業に相談して働けるところを紹介していただき仕事ができるようになりました。
現在39歳になりまして、ひきこもっていた20代の頃より少しですが前に進めた気がします。
まだまだ人と会話するのが苦手ですが、社会に出るといろいろ人間関係で悩むこともあります。楽しいこともあれば、辛い時もあります。
また文通でいろんな人とつながりたいです。

文通番号―101415 「大丈夫です」と答えていましたが…

(1)ハンドルネーム:ひつじ
(2)東京都多摩地域在住
(3)18歳、女

(4)なぜボランティアを希望するのか。
私は、中学生の頃思春期に入り、悩むことが多く、カウンセリングを受けました。
しかし、面と向かって悩みを打ち明ける勇気もなく、重い口を開けたと思えば、『大丈夫です』のひとことのみ。
けれど、大丈夫なわけもなく、自分の中だけで悩みや苦しみが募っていきました。
もしかしたら、相対してではなく、言葉だけ、文面でなら相談できたかもしれない。
そして、同じように考えてる人もいるかもしれない。そういったクライアントさんの手助けをできたらと思って希望しました。

(5) 得意なこととしては、
人のことを思いやること、文を書くこと。
自分の性格としては、おっとりしていると、よくいわれます。
よろしくおねがいします。

☆ メンタル文通に文通希望者の紹介文を募集中

文通ボランティアを希望される人から連絡をいただきました。
やり取りするなかに次のように書いてこられました。

「話を聞いてもらいたい」という方からであれば、わたし的にはどなたからでも構わないと思っています。「この人としたい!」ではなく、「誰か私の話を聞いて!」という方がいらっしゃれば、それで構いません。

手元には数名の方の自己紹介を書いた冊子「文通コーナー〔2015年2号〕」があります。この方にはこのミニ冊子を送ります。そこに掲載している人にお返事を書いていただければ文通参加になります。
受けとった人は手紙に書かれている内容に応じて返事を書くはずです。相手がわかるにしたがって自分の紹介をより詳しく書きます。よく知らない人には詳しくは書けないものです。

不登校情報センターの取り組む文通は“メンタル文通”と称しています。心理的に負担を持つ人が集まるのが不登校情報センターの文通です。メンタルな人は文通の相手選びにもことさら慎重です。書く内容もかなり気遣いしています。
対面であれば相手の姿を見ることもできるし、振る舞い方や話し方も知ることもできます。文通にはそういう相手を知る手がかりがありません。慎重でありながらも自分を少し見せていかなければ手紙をやり取りする糸口が見つかりません。
こんなことに留意しながら次号の「文通コーナー」用に文通希望の自己紹介文を書いてみませんか。あなたからの自己紹介文を募集中です。

●投稿番号-011015 学校時代のいじめ体験手記を書いた私です

はじめまして
文通してくださる方大募集します。
まずは、私自身を紹介します。

名前:ありす
住所:埼玉県川口市
性別:女
職業:主婦

生い立ち:
1976年千葉県生まれ。仮死状態で生まれる。
1980年、これといった幼稚園には通えず、アチラこちらの保育園に預けられる。
1981年から1988年、公立小学校に入学。しかし、勉強もスポーツも付いていけず、虐めにあう。
1987年から1995年、偏差値を10上げて公立高校に通う。
1996年、学校で決めた就職先を2週間で退職。
1998年、フリーターをやりながら、学校の虐めについて『いじめとの九年戦争』(桐書房)を出版。
1999年から2003年、姉の紹介で、デパ地下の販売を勧められ、メーカーをさ迷う。
同時期に生まれながらのテンカンに近い発作が起きる(倒れる)。
2004年から2006年、合わないとわかっていながら高級菓子店の社員になり、後に店長になる。
しかし、左遷され、涙が異様に出て、2006年8月に鬱と診断、そして離職。

いまは薬で抑えられ、倒れるのを抑える薬で安定しています。
社会復帰のために、いろいろな施設で活動中。
4年前に結婚に至りました。
薬が強くて、パソコンでの手紙になりますが,多少は自筆も書けます。
このような私ですが、よろしくお願いいたします。

●投稿番号-121814 趣味は音楽や文通です

初めまして。
私は兵庫県に住んでいるひろといいます。
文通かメールをはじめたくて投稿させてもらいました。
病気は統合失調症で家事手伝いしながら通院してます。いまだに疲れた時とかには幻聴があります。
長い間ずっとひきこもっていましたが、薬を変えてもらったらからだがだいぶましになりました。
それで外に出られるようになりました。
病院には月に1度通っています。
好きなことは、手紙を書くこと、音楽を聴くこと、読書、YouTubeを見ること、パソコンすること、ドラマを見ることです。
文通の思い出には、一人の方とは長い間いまも続いていてお互い安い物ですが、プレゼント交換もしていることがあります。
よろしくお願いいたします。

返信について=文通の運営者より
初回はメールではなく、手紙でお願いします。ご住所などを確認するためです。

☆文通希望の手紙が届き、簡易版の冊子を作成

以前に取り組んでいました文通に今もときどき手紙が届きます。
先日も4年ほど前に投稿した人への手紙が届きました。
今年になってからの投稿も手元にありますし「ひきコミWEB版」にも載せています。
手紙を送ってきた人はたぶんネット上の「ひきコミWEB版」は見ていないのでしょう。
そこで最近届いた投稿原稿と文通ボランティアの希望者の体験を書いたもの5名分を簡単な4ページの冊子にまとめて、文通の手紙を届ける先の人、文通希望の手紙を書いた人の合計4名に一緒に送りました。
これにより新たな投稿文が返ってくるかもしれないし、新たな文通希望が出てくるのかもしれません。
どうなるのかはわかりませんが、とりあえず手元の活用の少ない投稿等を送り届ける機会ができました。
次の主旨の案内をつけました。

『ひきコミ』休刊後の文通希望者を少し紹介します。
このような手紙や文通ボランティアの希望はときどきあります。
うまく活用できませんでしたが、こんな形で活用を試みます。関心がありましたら投稿文をお送りください。
文通をしたいときは、『ひきコミ』のときと同じ形でお返事の手紙を書き、不登校情報センター・文通係までお送りください。
転送します。
定期的ではなくこのような不定期の形で文通コーナーを続けます。
そのつもりで自己紹介、近況報告、文通希望の内容を書いて送っていただければ、「ひきコミWEB版」に掲載するとともに、いろいろな機会に文通できそうな方に送ります。
お名前、ご住所、年齢、男女、自己紹介(好きなこと・関心のあること・近況報告その他)、ペンネームなどを書いて送ってください。
長さは便箋かレポート用紙1枚とします。
そのままコピーして冊子にまとめますから黒または濃い青色で丁寧に書いてください。
あまり短い投稿文ですと、どういう人なのかがわからないので返事をしづらいです。
ある程度は詳しく書いてください。

 
〔追記・11月12日〕
会報は「ポラリス通信」という4~8ページの薄いものになり毎月発行しています。
新しい「文通コーナー」誌は累計で11名に送ったところです。

●投稿番号-0903014 自分の物語を書いてください

文通ボランティアに参加したいと思い、「経験を生かし、傾聴の気持ちを手紙に込めたい」34歳の社会福祉士の方から連絡をいただきました。その方へのお返事です。
文通ボランティアに参加したい方の参考になると思います。

文通ボランティアに参加の問い合わせありがとうございます。
文通を始める相手方は、あなたがどのような方であるのかを気にする方がほとんど全部といっていいと思います。
自己紹介のつもりで、文通ボランティアをなぜ希望されるのか、これまでハンディをもつ人とどのようなかかわりがあったのかの実話などを比較的詳しく(400字の原稿に換算すると4、5枚ぐらい)書いていただけると、それを掲載いたします。児童養護施設、児童館、学童クラブ等での物語がいいと思いますが…。
あなたとの文通を考えようとする人はそれに心を動かされたときにあなたに手紙を書こうとするものと思います。
ほかに必要なことは、あなたのご住所(手紙の送付先)=これは公表いたしません。

●文通番号-0817114 運動音痴でいじめられたが元気づける手助けをしたい

「自分も昔、学校で嫌な思いをしたのでそういう方のために少しでもお役に立ちたくて」と連絡を取ってきた方がいます。
20代の静岡県在住の技術系の会社員です。こう自己紹介しています。

「私は、学生時代、口がどもる事を何回もばかにされて性格が暗くなり、口がどもり後、運動音痴で対人関係がうまくいかなくなり幼稚園、小学校時代の友人から見放されました。
中学校1年の時は、落ち込んでひきこもっていましたが、2年ごろから部活でテニスをやりました。運動音痴で上達しなくみんなからバカにされました。高校時代も弓道をやりましたが、これも駄目でした。
一時は、自分は駄目だと思っていたこともありました。
私と同じようにいじめらて本来のいい自分を見失った人が元の魅力ある人にもどれるように、うまくは言えませんが輝けるように手助けをしたいと思います。受け入れて元気づけたりおもいっきり笑わせたりと…。」
この方に何かを聞いてみたい、頼んでみたいという方はいませんでしょうか。

○投稿番号-0813114 なぜ文通ボランテイアを続けるのかに答えます

文通ボランティアについての質問がありました。質問と答えを載せます。参考にしてください。

 

〔質問〕はじめまして。文通ボランティアについて まだ募集されていましたら詳しい内容を 教えてください。よろしくお願いします。大阪府 Kさん(8月)

 

〔お答え〕メールを受け取りました。ありがとうございます。
文通と文通ボランティアは続けていますが、あまりうまく働いていないのが正直なところです。うまくいっていないのですが続けている理由は2つあります。

 

(1)文通ボランティアを希望される方の中にはご自身が不登校や引きこもりを経験した方が多いと思われます。そういう方にご自身のこれまでの経験を体験手記のような形で書いていただくようにお願いしています。
その体験記を見て「この人に手紙を書いてみよう」と感じられる人が現れるのを待っているのです。体験者の多くは文通ボランティアを自称するだけではその方に手紙を書くだけの気持ちは起きてこないのではないか。そう考えて昨年あたりから始めた方法です。文通ボランティアを実際に動くものにしたいのです。

 

(2)もう一つも同じような理由なのです。「不登校・ひきこもり質問コーナー」をつくりました。不登校情報センターには本人や家族や時には支援者から問い合わせが入ります。
それに対して答えてきたわけですが、私一人が答えるのではなく活動分野の異なるほかの支援者や体験者の経験の基づく回答も寄せていただこうと始めたのです。これは今年の春になって始めたことです。
特に体験者の経験の基づく回答を重視したいと思います。すでに100項目ぐらいの質問を整理したのですがこれなら答えられるというものがありましたら、回答をお願いしたいのです。

 

1例を挙げますと、「〔質問001〕不登校・引きこもりに共通する強さや能力は?
不登校・引きこもりにわりと共通する特殊な強さや能力はありますか。」というものがあります。
自分ならどう答えるのかを考えてみてほしいのです。質問例はいろいろですが、関心があるようでしたら他にも送ります。

 

不登校情報センター不登校・ひきこもり質問コーナー>質問の実例 で見ることもできます。
問い合わせに答えたことにはならないかもしれませんが、これが実情です。このような文通ボランティアに参加していただければ歓迎いたします。

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