(02)親の会が中止になったコロナ禍の12月
忘年会・クリスマス会を兼ねた12月の不登校の親の会が中止になりました。設立後十数年の親の会で、コロナ禍第三波の影響です。今年の春ごろから中止が続き、9月に再開して、先月はやっと6名が集まり、これから再出発の時期でした。
当事者が運営するところだけではありません。自治体主催のイベントもひきこもり関係にかぎらず相次ぎ取りやめです。自然災害なのでやむをえません。しかし、この自然災害は、どうやら人間の活動が絡んでおり、環境問題と考えられます。
一方、ひきこもり当事者に話を聞くと、コロナ禍といっても生活に大した変化はありません。もともと外で活発に動いているわけではないので、変化がないというのももっとものことです。マスクをする人が90%を超える生活のなかで、気持ちが少しは楽になった(顔の表情が隠れるのでメンタル面で楽)感想があります。しかし、コロナ禍が過ぎたらまたマスクのない生活に戻るのにちょっと不安があるという人もいます。
人との接触することがひきこもりから抜け出すのに不可欠な過程なら、それが大きく制約されている事態です。