ひきこもり・不登校などに関係する団体の情報を集め、サイト上に提供するのが不登校情報センターの日常業務です。
2万ページを超える巨大サイトで、毎日3千人以上がアクセスし、1日約3万ページビューがあります。
2003年の制作開始から20年が過ぎました。多数のメンバーが制作に関わる状況は過去のものですが、これまでの蓄積を生かしながら改善を続けています。新規の団体からの申し込み、掲載情報の更新を20年間ズーッと続けてきました。
11月ころからは集中して心理相談室などに問い合わせながら最新状況に更新しています。心理だけではなく教育や医療なども含めて「メンタル相談」群のページを構成します。このページ群がコロナ禍で特に大きな影響を受けると予測できそうだからです。
実際多くのところと連絡が取れなくなっています。
一時中止なのか、廃業なのか、業種変更なのか、住所変更なのか、それらを調べている最中です。一通り終えるまでにかなりの期間がかかります。
いくつかの特色が分かります。教育委員会の教育相談室には変化がありません。医療機関付設や大学の心理相談室も同じです。
個人事業の心理相談室に影響が大きいと思います。社会福祉的な取り組みで自治体や社会福祉協議会と協力していく、得意な療法をアピールする、親の相談から親の会(家族会)を始める、居場所的なスペースを工夫するなどの動きがみられます。SNSの利用による宣伝告知活動も熱心なところが多くあります。
フリースクールと併設に向かうのが取り組みやすいのかもしれません。
専門的心理相談室に学習活動を取り入れフリースクール併用型になりつつあるところがいくつかあります。コロナ禍のなかで苦心されているようです。
これらは更新依頼の作業途中で散見したことです。
現在のコロナ禍もいずれ過ぎて行くでしょう。この時期がおさまったとき、心理相談室がどのような状態になるのか。
大きく言えば、日本の産業構造の末端に関係するものです。情報センターのサイト制作はこれらの動きを追いかけながら情報集めを続けることになります。