想造展の準備会をしました。参加者は1名でした。
今回の想造展の規模がほぼ見当のつくものになりました。出展者は10名未満で出展作品は20~30作品の小規模なものです。これを現実条件として小規模なりによく準備し最善のものにしたい気持ちです。創作活動をする人にはこれからの2週間余を有効に使い、出展にこぎつけてください。できれば4月30日に不登校情報センターに送るか、持参してください。会場に当日持参もありです。
会場は新小岩地区センターの3階の2つの会議室です。小さいほうを展示会場にし、まとまりのあるものにします。
大きな会議室は「大人の引きこもりの社会参加を考える」シンポジウムをします。比重からいくとこちらが重点になるのは避けられそうもありません。
なぜ想造展からの退潮が表われたのか。これを必ずしも偶然ではないと思います。不登校情報センターの力がないとか、偶然に関心が低くなった人が多いという個人的な事情を超えた背景です。まだはっきりしたことはいえませんがある人が「そんなことをやっている場合じゃない」と言ったのが印象的です。それが背景と結びつく言葉か、それともまた別の背景が浮かび上がってくるのか、ここは注目です。
昨年は、引きこもり経験者の社会参加のしかたとして「対個人サービス業」が浮かんできたと評価しました。それも同じように共通の背景を感じます。その反対面では創作活動からの退潮があったと、これはさしあたりの現象として言えることです。それらをよく観察していく時期になったようです。
時代の変化はこのような微かなことの中にも現われます。私はかなり以前からそのような微かな変化をいろいろな局面で感じ取ってきました。引きこもりの人たちの動きは数年毎にどこかの場面でかなり明瞭に現われます。
しかし、最近の傾向は引きこもりを含むはるかに多くの人たちの動きの一部のように見えるのです。本物の時代の変化なのでしょうか。