七ヶ宿町GIGAスクール
七ヶ宿町GIGAスクール
種類・内容 | |
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所在地 | 〒 宮城県七ヶ宿町 |
運営者・代表 | |
連絡先 |
GIGA(ギガ)スクール構想
■GIGAスクールとは
GIGAとは、国が進める教育施策で「Global and Innovation Gateway for All」の頭文字をとり、「全ての児童・生徒のための世界につながる革新的な扉」という意味です。
児童生徒に対し1人1台のタブレットを整備し、子供たち一人一人の個性に合わせた「主体的・対話的で深い学び」の実現を目的としています。
また、過疎地と都市部の学習環境の地域間格差を無くす手段としても有効に活用できます。
■学びが変わる?
◇これまでは…「受動的」な授業
・教員が一方的に話して説明をし、児童生徒は話を聞く、ノートを取る。
・授業時間が限られているため、数人の意見発表。
・全員が同じ内容を学ぶ一斉授業のため、児童生徒の中には理解が十分でないまま授業が進む。
◇これからは…「能動的」な授業
・児童生徒がタブレットに自分の意見を記入し、教員は全員の意見の把握や反応を見て授業を進められる。
・お互いの意見がタブレットに表示されるため、意見交換がしやすくなり、思考を深めたり広げたりできる。
・グループ活動を重視し、共同作業や話し合いの時間が増え、自分の意見を相手に伝える能力や話を聞く能力が高まる。
■町の取り組み
(1)1人1台タブレット配布
校舎内にはWi-Fi環境が整備され、快適にネットワークに繋がります。
タブレットは自宅に持ち帰り自宅学習で活用できます。
(2)教員への研修
タブレットの操作研修や授業への活用の仕方など、今後も継続して実施し、児童生徒が活発的に活用できるよう支援します。
(3)中学生のオンライン学習塾
週2時間希望者を対象に英語を中心に行っています。
最初は戸惑いもあったようですが、今ではオンラインにも慣れスムーズに実施しています。
■GIGAスクール構想支援研修会開催
◇「ネクスト・GIGA授業デザイン~学校DXの実現を目指して~」
6月6日、中学校を会場に平井聡一郎先生をお招きし、小・中学校教職員を対象としたGIGAスクール構想に関する講演会を開催しました。
講演では、これからのGIGAスクール構想、ICT機器の活用で、学校や教育環境がどのように変化していくのか、「学びが変わる」、「学校が変わる」、「未来が変わる」、そうした変化の時代に教員は今何をすべきか、そして子どもたちを変化する未知の世界に送り出すには今何をすべきかを、分かりやすく講義していただきました。
今後、学校ICTは確実に進んでいきます。
学校入試の変化、学校学力調査の変化、従来型の学びから探究型の学びへと変化するため、学校DX(デジタル・トランスフォーメーション)の実現に向けて学校、教職員、教育委員会も変化していかなければなりません。
また、小さな自治体では魅力ある教育で人を呼びこむ、卒業した子どもたちが戻ってくるような学校を作っていかなければならないことも学びました。
参加された先生方も真剣に平井先生の講義を傾聴していました。
令和2年度に全児童生徒にタブレット(iPad)を配付し、同時に教職員を対象にしたGIGAスクール構想に関する研修会を開催し、今年度も定期的に開催する予定となっています。
ICTを活用し、主体的・対話的で深い学びの実現に向け取り組んでいきます。
[平井聡一郎先生プロフィール]
茨城県の公立小中学校教諭を経て、総和町教育委員会指導主事、茨城県教育委員会指導主事を歴任後、下館南中学校教頭、古河第五小学校校長、古河市教育委員会参事兼指導課長、2017年4月より情報通信総合研究所特別研究員。
総務省プログラミング教育事業推進会議委員、茨城大学非常勤講師を歴任。
現在は、文部科学省ICT活用教育アドバイザー、総務省地域情報化アドバイザー、ドコモ教育アドバイザーとして数多くの研修やセミナーを務める。
Apple ADE 2015。
〔広報しちかしゅく 2022年(令和4年)7月号〕