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お答え:優しく忍耐強く悪いことができない性格ー赤沼侃史

提供: 不登校ウィキ・WikiFutoko | 不登校情報センター
2013年5月30日 (木) 11:47時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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優しく忍耐強く悪いことができない性格-赤沼侃史

〔質問01〕不登校・引きこもりに共通する強さや能力は?|
不登校・引きこもりにわりと共通する特殊な強さや能力はありますか。

〔回答01〕優しく忍耐強く悪いことができない性格
以下は私の30年近い臨床経験からの結論です。
科学的な根拠というほどのものはありません。
不登校、引きこもりの子どもに共通する特殊な強さや能力なら、子どもは心が優しくて、忍耐強くて、悪いことができないという共通の性格を有しています。
子どもは何かのつらさに、大人では考えられないほど耐えに耐えて、限界が来て、学校に行こうとしなくなっています。
  子どもは親兄弟にとても優しいです。
ですが耐える限界に来ているために、子どもを苦しめる親兄弟、大人に暴力などの問題行動をすることがあっても、それはつらさからの反射的な回避行動であり、子どもが好きこのんでしたことではありません。
親兄弟が子どもを苦しめるような対応をやめると、子どもは元通り問題行動をしなくなります。

もし大人が子どもの性格が悪くて、暴力などの問題行動をすると考えたら、それは常識的な大人であり、常識が通じないところにいる子どもの心を全く理解していないことになります。
子どもの心の問題を解決できないことになります。
常識に反しますが、子どもが暴力などの問題行動をしないような対応を続けることで、子どもの心が元気になり、子どもが常識的な対応を受け入れられるようになります。

その際に学業やキャリアなど後れをとりますが、子どもの心が元気になったときには、子ども自らこの遅れを取り戻そうと努力をして、活力がある大人として社会へ出て行けます。
順調に学歴をつけてきた人と同等かそれ以上有能な活動ができるようになっています。

回答者と所属団体
赤沼侃史子どもの心研究所(登校拒否研究室)

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