Job:屋根葺工
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屋根葺工
〔2003年原本〕
建築物の屋根を葺く仕事をします。屋根を葺く材料によって、瓦葺工、スレート工および建築板金工があります。
瓦葺工(瓦職人)は瓦の施工により屋根葺をします。
一般住宅から寺社まで。
見た目に美しく、強風や地震に強く、そして雨漏りしないこと。
高度な技術が必要で、熟練者は、施工図の作成や建築設計の屋根構造の相談にのることもあります。
瓦葺き技能資格があります。
スレート工は、波型スレートを用いて、工場、倉庫、駅舎など比較的に梁と梁の間が広い建物の屋根を葺きます。
スレートは軽く、柱の小さい建築物に使われることが多いのです。
スレートを切断加工し、屋根に上げ、張上げをします。
技術的には難しくありませんが、屋根の上を15~20㎏の材料を持ち歩くことになります。
スレート施工の技術資格があります。
建築板金工は、銅板やロール鉄板を使用して屋根を葺きます。
最近はカラー鉄板の使用が増えています。
建築板金工は、屋根葺きだけでなく、外壁に化粧鉄板を張り、水切り、雨抑えの設備をつくる仕事もあります
。
建築板金技能士には、内外装板金作業とダクト板金作業の2分野があります。
雨漏りの修理、雨樋(あまどい)の取り替えをするのはこれら屋根葺工です。
冷暖房用の空気を送るダクトは鉄板でできていて、これも建築板金工の仕事です。
この工事を行う人をダクト工とよびます。
いずれの仕事も、はじめは日給月給的な給与体制からはじまり、熟練すると出来高制になります。
熟練者は自営が多くなります。
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