「当事者の会・自助グループ」サイトを設立します
「当事者の会・自助グループ」サイトを設立します
先日来「参加できる居場所がありません」と訴えてきた人が複数います。
これは以前から感じていたことで、2年ほど前にネット上で「居場所」をキーワードに検索してみましたが、大したことはわかりませんでした。
一方で、2か月ごとのフューチャーセッションIORIには100名近くが集まり、各地でひきこもり大学も開かれています。
何かとらえきれていないものがありそうです。
そういう中で7月30日にピアサポ祭りに参加しました。
イベントですから通常の居場所ではありませんが500人近くの大集会です。
冊子に「今回ご参加・ご協力いただく自助・ピアサポートグループ」として100以上が紹介されています。
<人々が抱えている病気・問題・障害・テーマの垣根をこえて[水源や源流が同じである]と信じて、「共感し合える」、だけど「お互いの違いを認め合える」ことを願って、NABAが企画>してきたのがピアサポ祭りです。
この言葉に居場所探しの視点というかヒントを得た思いがしました。
紹介されている自助・ピアサポートグループを、不登校情報センターのサイトに紹介しようと考えました。
紹介を承諾していただくために連絡を取り始めました。
20グループから「承諾します」の回答を得たところです。
それをサイトに掲載するときにどういうページ名がいいのかを考えました。
「ピアサポ祭り参加グループ」が一つのまとまりになります。
求めるのは、それを含むより大きなサイト名です。
というのは、このグループには自助グループに当事者の会も親の会も含まれています。
不登校情報センターのサイトには「居場所・フリースペース」ページ群があります。数えてはいませんが100か所以上はあります。
「親の会ネットワーク」なるページもあり、これも優に100以上はあります。
「ピアサポ祭り参加グループ」を参考にするともう少し幅を広げてもいいのかもしれませんが…。
要するに「ピアサポ祭り参加グループ」と「居場所・フリースペース」「親の会ネットワーク」を統合するサイトにし、そのページ名をどうするかです。
このわずかな期間にこれに関係する別の作業もしていました。
不登校情報センターに送られてくるツイッターなどに当事者グループらしきところがあります。
それを各県ごとの「居場所・フリースペース」表の欄外に置くようにしました。仮置きです。
広報(主に自治体が発行)を調べて、これに該当する団体・グループも意図的に保存するようにしました。
全体の輪郭は明瞭とは言えませんが、これらも統合するのがよさそうです。
ページ名は「当事者の会・自助グループ」とします。
推定ですが500前後の団体・グループを紹介するサイトになります。
しかし「参加できる居場所がありません」という声の主に応えられるレベルとは思いません。
これらの「当事者の会・自助グループ」のほとんどは、小グループです。
月1回の定例会があるかどうかというところもあります。
公表するのをためらっていると思うところもあります。
それが「当事者の会・自助グループ」を把握する難しさでもあります。
それが実像であり、そうなるだけの合理的な理由もあると思います。
何かとらえきれていないものがあるという気分は残るのです。
1か月以内に「当事者の会・自助グループ」としてサイトを統合する作業を終えるつもりです。