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学校のカウンセラーと市教委の間 つなぎ役を新設
橿原市教委は今年度から、心理カウンセラーと市教委の架け橋となる、「こころのケアルームコーディネーター」を、新たに設けた。
カウンセラーが対応した相談内容について、適切に指導助言し、場合によっては市教委や関係機関と連携して問題解決を図るのがねらい。
同市では平成26年度から、それまでの予約相談制ではなく、心理カウンセラーが自ら市内の全中学校に出向き、生徒に声を掛け、様子を確認している。
今年度からは、一部の小学校でも、中学校で発生するさまざまな問題への予防策として、同様のカウンセラーを配置した。
これに加えて、コーディネーターとして、常勤の教員経験者と非常勤(週1日)の臨床心理士各1人を市教委学校教育課に配置している。
いじめや不登校などに関わる小・中学生や保護者から直接相談を受ける電話相談や、カウンセラーを配置している学校を週4校ずつ訪問し、情報収集を行うなど、カウンセラーと市教委のパイプ役を担う。
〔教育新聞 2016年5月20日〕