文化学習協同ネットワーク
文化学習協同ネットワーク
〔2008年6月〕
1 団体名:特定非営利活動法人文化学習協同ネットワーク。
2 代表理事:佐藤洋作。
3 住所 〒181-0013 三鷹市下連雀1-14-3。
4 TEL:0422-47-8706
5 FAX:0422-47-8709
6 E-mail:center@npobunka.net
7 HP:[1]
8 特色(方針・創立趣旨)。
文化学習協同ネットワーク(通称:協同ネット)は、ずいぶん前から子どもたちのための「居場所」づくりに取り組んできました。不登校の苦しみや進路の悩みなど、どんなことでも聴き取られ、語り合い、そしてしだいに自分の中にある可能性を発見し、やがてそこから飛び立っていくことのできる空間、それが居場所です。社会的自立の時を迎えて、その入り口で立ちすくんでしまっている若者たちにもそんな居場所が必要です。同じ時代(いま)を生きる若者たちが相互に出会い、いろいろな体験を通して学びあい、自信を回復しながら、社会に、しごとの世界に飛び立っていく根拠地です。協同ネットは、学校や福祉機関や就労機関などとネットワークを広げながら、発達支援から就労支援まで、子どもと若者を総合的に支援しています。
9 活動内容・活動日・活動形態。
『みたか地域若者サポートステーション』(厚生労働省委託事業)。
「働きたいけれどなかなかうまくいかない」と悩んでいる若者のための総合相談窓口。担当スタッフとの面談を中心に、仕事体験や就職セミナー、パソコン講習など、就職につながる学習機会を提供します。また、必要に応じて、就労支援機関や医療・福祉機関などを紹介します。
『合宿型若者自立プログラム』(厚生労働省事業)。
6か月の共同生活を通した就労支援プログラムです。当法人所有の研修施設『風のすみか』でのベーカリー実習を中心に、コミュニケーション講座やパソコン講習なども実施。寮での当番活動やミーティングの時間を大切にしながら、若者の社会的自立をサポートします。
『コンパス』(東京都委託事業)。
若者の活動拠点となるフリースペース(居場所)を運営。スポーツや調理会などのイベント、ワークショップ、学習会、地域でのボランティア活動や仕事体験など、さまざまなプログラムを用意。参加のしかたは自由です。多くの人との出会いの中で、次の一歩を踏み出すために必要な時間を過ごしましょう。
10 スタッフ(運営体制):不登校、ひきこもり支援の中で経験を積んだスタッフが支援にあたっています。ハローワークの若年者担当職員との合同カンファレンスも定期的に実施しています。
11 利用料金:『みたか地域若者サポートステーション』の相談・『コンパス』の居場所利用は無料。
『合同型若者自立プログラム』80,000円/1か月。
※合同型若者自立プログラムは「訓練・生活支援給付金」(100,000円/1か月、受給要件あり)の申請が可能です。手続きは当法人のスタッフがサポートします。
12 見学時間: 電話受付=月・火・木・金・土曜日10:00~18:00
受入時期等:初めて来所するときは、必ず面談の予約を入れてください。
13 利用者の声:〈3か月の寮生活、ベーカリー実習を振り返って〉20代男性。
…こんなにもいろんな人とつながって、こんなにも人と深くかかわれる場所はそうそうないと思います。人とのつながりが信頼に、やがて自信へと変わっていきました。人は一人では生きられない、みんなで支えあって生きていくんだと実感しました。(中略)僕にとって、『風のすみか』は自分のすみかでした。周りの人が、僕のすみかをつくってくれました。今度は僕がすみかをつくっていく番です…〈コンパスを利用して〉。
10代女性。コンパスに通い出して、いろいろなイベントやスポーツ交流、勉強会などに参加していくうちに、仲良くしてくれる友達ができ、普段の会話から、様々な人の意見や考え、目標を知りました。そのおかげで、「レール通りに進まなくてもいいんだ」という安心感が持て、今まで周りに対して劣等感やついていけない焦り、不安ばかりだった自分に、少しずつ自信が持てるようになりました。
14 その他:さまざまな専門機関とのネットワークの中で、包括的な支援をおこなってます。
特記事項:併設の農場で(相模原市)での労働体験も実施しています。