Job:外国映画配給
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外国映画配給
〔2003年原本〕
欧米など外国の映画を現地や国際映画祭で観て、これはと思うものを日本で上映企画する仕事。フィルムインポーターを名乗る人がいます。
国際映画祭で話題にならなかった名作や、日本と縁のうすい制作会社の作品をみつけだすのを仕事としている人もいます。現地で探すばあいは、まず数多くの映画をみなくてはなりません。映画好きの人には何の苦もない楽しみのように思えるようですが、仕事となれば、楽しめないのが苦痛です。
そのなかで「これはいける!」とひらめくものを、日本にもってくることになりますが、その当否はまさに「ギャンブルに近い」ものです。自分の感性・感覚が、日本人を代表していると思うしかないでしょう。
映画を観る、選択する。その後、買い付け交渉。日本に戻ってからは、劇場公開(配給)の手配、ビデオ・テレビ放映権などの販売などを行います。
最近はヨーロッパやアメリカだけでなく、アフリカやアジア諸国のものも日本で上映されることがふえています。仕事をとおして東西文化、あるいは国際文化の交流になるものです。この作品は日本では一般受けしないだろうけれども、「ぜひ」という意気込みで持ち込み、それが意外に好評であれば、喜びも大きくなります。
配給会社員が多いが、なかにはフリーの人もいます。
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