子ども食堂「楽」
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子ども食堂「楽」
所在地 | 山形県山形市 |
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実例など紹介、広げる子ども食堂 山形の団体、運営向け講座
子ども食堂の運営について講演した西上紀江子さん(中央)。参加者との情報交換も行った=山形市男女共同参画センター
子どもの孤食防止などを目指す「子ども食堂」の運営に向けた講座が16日、山形市男女共同参画センターで始まった。
市内で子ども食堂「楽(らく)」を開いているボランティア団体・山形てのひら支援ネットの西上紀江子会長(58)が講演し、「子どもの数に見合うだけの活動があるといい。始めてみてほしい」と呼び掛けた。
「楽」は同市小白川町5丁目のむつみ保育園2階の集会所を会場に月2回のペースで活動している。
西上さんは「社会活動の視点が欠かせない」と述べ、1人暮らしの高齢者も迎えて、交流の場として運営していることを紹介した。
子ども食堂というと経済的貧困が連想されるが、西上さんは「貧困に限らず家庭環境など多様な『困難』という方が実情に近い」と説明。
一方で子どもは豊かな感情、能力を秘めており「さまざまな世代と交わることで育むことができる」と述べた。
運営資金や保健所への相談など実務面についても解説し、参加者との情報交換も行った。
講座は市社会福祉協議会ボランティアセンターの企画で、今回を含め10月末まで計3回開く。
〔2017年10月17日 山形新聞〕