女性就農者
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2022年10月17日 (月) 13:44時点における版
女性就農者
所在地 | 北海道旭川市 |
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農地を活かし担い手を応援する 増える女性就農者に対応 北海道 旭川市農業委員会
“気軽に相談できる場”提供
北海道の旭川市農業委員会(安友進会長)は2016年11月、女性就農者を対象に意見交換会「わがまちファームミーティング」を開いた。
女性就農者が抱える悩みや課題を共有し、解決に向けて話し合える場をつくりたいという女性委員の思いが実現した。
同ミーティングには、女性就農者7人が参加。女性委員3人も含めて活発に意見が交わされた。
同会に出席した柿木(かきのき)和惠委員は「女性の悩みは男性に相談しにくい。気軽に相談できる場が必要だと改めて強く感じた」と話す。
旭川市農業委員会は、これまで、経営者などを対象に意見交換会を開いたことがあったが、その出席者のほとんどが男性だった。
しかし、近年、女性就農者も増えている。
農業委員会だより編集委員長も務める柿木委員は、以前から「女性就農者が、地域の中で元気に活動できるように応援したい」という思いを抱いていた。
そのような状況のなか、編集会議で、事務局職員から「女性が日頃の悩みを相談できる場をつくってはどうか」と発案があり、農業委員会で協議を重ね、今回初めての開催につながった。
同ミーティングでは、就農者がそれぞれ感じる悩みや今後取り組んでみたいことなどが話し合われた。
女性就農者からは「悩みがあっても誰に相談したらいいか分からない」「異業種で働く友人はいるが、経営者ではないので話が通じにくい」などの声が上がった。
また、同様に今後取り組みたいことについては、「直売所や農家レストランなどの、直接消費者と顔を合わせるような場で農産物をPRしたい」「農場に家族連れで来てもらえるような企画をつくり、子供たちに農業の魅力やおいしさを伝えたい」などの声が出された。
さらに「女性同士で話し合えるような場を、今後も開いてほしい」という声も出たという。
柿木委員は「こうした機会を増やして、女性就農者が元気に農業を続けられるよう後押ししていきたい」と話す。
ただ、柿木委員も含め、同市委員は2017年7月で任期満了を迎える。
柿木委員は「新体制になってもこのような会を継続できれば」と話す。
写真説明=活発に話し合いが行われた意見交換会(旭川市農業委員会提供)
〔2017-5-5 全国農業新聞〕