セシオネット親の会
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+ | 親の心子知らず? 子の心も親知らず? | ||
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+ | これを読んでくださっている方も何人かは同じように韓流ドラマの沼にどっぷりとはまってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 | ||
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+ | 先日見た「まぶしくて-私たちの輝く時間」というドラマ。 | ||
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+ | はじめは面白おかしく恋愛も絡め、親子関係、そして老人問題も絡めながらの普通の面白い韓流ドラマと思って気楽に笑いながら観ていました。 | ||
+ | ところが実は最後の2回で唐突すぎるとも思える前の展開がジグソーパズルのピースのようにパタパタはまりながらも最後の展開である、親子関係の難しさと癒しというところに収まっていくところにこのドラマの秀逸さがあると思いました。 | ||
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+ | 詳しいストーリーはあまり書きませんが・・・ | ||
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+ | 子どもが小さいうちに夫を亡くし、その上残された子供までも障害を負ってしまい、その子と二人厳しい社会で生きていくために母親はあえて子供に厳しく当たり、生きていく事に精一杯で子供の心に気を配る余裕もなく、いつも固い表情をして女手一つで息子を育て上げ、ただただ駆け抜けてきた「母」の姿がありました。 | ||
+ | そこは「親としてはきっとそうするだろうな。」と理解ができてしまいます。 | ||
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+ | ここが親として心の痛いところで、子供の為にその時その時の状況で一生懸命育ててきたつもりでも、その行為が子供の心にどう影響してきたかというところまでは残念ながら自分も思いが至らなかったというところに「あー、若いころの自分もそうだった。子供の心に思いが至っていなかったのではないかな。」と、心にも刺さる部分がありました。 | ||
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+ | ドラマの最後に子は見えないところで自分を支えてくれていた親の愛情を知ることになり、親の愛情を理解して生き方も少しずつ変わっていくのですが・・・。 | ||
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+ | 子のために良かれと思ってやっていたことが子供の心にどういう影響を与えてしまっていたかということにも気づかず子育てしてしまってきたのではないかということはその後もしばらく心を離れませんでした。 | ||
+ | しかし、親であったとしても人間は未熟な生き物。 | ||
+ | 完ぺきではなくてもその時その時の状況と自分の最上と思う方法を選んでやってきた。後で考えてみると失敗であったり、もっといいやり方があったと気がついたり、残念な今であったりすることはあると思います。 | ||
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+ | そう、人間は未熟な生き物です。 | ||
+ | それでもその時その時一生懸命やってきたのだと、子供は自分で生きる力を持っているのだと信じることがあってもいいのではないかとも思っている今があります。 | ||
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+ | 興味があったらあなたも観てみてください。そしてあなたはどう感じるのか、 | ||
+ | 「後悔ばかりの過去や不安だらけの未来のせいで今を台無しにしないでください。」というメッセージがあなたの心にどう響くのか味わってみてください。 | ||
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'''◎松村淳子のエッセイ'''<br> | '''◎松村淳子のエッセイ'''<br> |
2021年2月27日 (土) 10:49時点における版
セシオネット親の会
親の心子知らず? 子の心も親知らず? 松村淳子() この外出自粛のご時世、御多分に漏れず韓国ドラマにはまっています。 これを読んでくださっている方も何人かは同じように韓流ドラマの沼にどっぷりとはまってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先日見た「まぶしくて-私たちの輝く時間」というドラマ。
はじめは面白おかしく恋愛も絡め、親子関係、そして老人問題も絡めながらの普通の面白い韓流ドラマと思って気楽に笑いながら観ていました。 ところが実は最後の2回で唐突すぎるとも思える前の展開がジグソーパズルのピースのようにパタパタはまりながらも最後の展開である、親子関係の難しさと癒しというところに収まっていくところにこのドラマの秀逸さがあると思いました。
詳しいストーリーはあまり書きませんが・・・
子どもが小さいうちに夫を亡くし、その上残された子供までも障害を負ってしまい、その子と二人厳しい社会で生きていくために母親はあえて子供に厳しく当たり、生きていく事に精一杯で子供の心に気を配る余裕もなく、いつも固い表情をして女手一つで息子を育て上げ、ただただ駆け抜けてきた「母」の姿がありました。 そこは「親としてはきっとそうするだろうな。」と理解ができてしまいます。
ところが子どもは障害と貧しさの為に周囲に受け入れられず、母親からもことさら厳しく当たられて、いつも孤独で生きてきて自分の心を表す言葉を持たず、自信を持てず、自分を愛せない寡黙な大人になっていってしまいます。
ここが親として心の痛いところで、子供の為にその時その時の状況で一生懸命育ててきたつもりでも、その行為が子供の心にどう影響してきたかというところまでは残念ながら自分も思いが至らなかったというところに「あー、若いころの自分もそうだった。子供の心に思いが至っていなかったのではないかな。」と、心にも刺さる部分がありました。
ドラマの最後に子は見えないところで自分を支えてくれていた親の愛情を知ることになり、親の愛情を理解して生き方も少しずつ変わっていくのですが・・・。
子のために良かれと思ってやっていたことが子供の心にどういう影響を与えてしまっていたかということにも気づかず子育てしてしまってきたのではないかということはその後もしばらく心を離れませんでした。 しかし、親であったとしても人間は未熟な生き物。 完ぺきではなくてもその時その時の状況と自分の最上と思う方法を選んでやってきた。後で考えてみると失敗であったり、もっといいやり方があったと気がついたり、残念な今であったりすることはあると思います。
そう、人間は未熟な生き物です。 それでもその時その時一生懸命やってきたのだと、子供は自分で生きる力を持っているのだと信じることがあってもいいのではないかとも思っている今があります。
興味があったらあなたも観てみてください。そしてあなたはどう感じるのか、 「後悔ばかりの過去や不安だらけの未来のせいで今を台無しにしないでください。」というメッセージがあなたの心にどう響くのか味わってみてください。
◎松村淳子のエッセイ
はじめまして 助走の場を紹介します(2020年9月)
セシオネット親の会 再開(2020年10月)
T君のこと(2020年11月)
よくしゃべる子(2020年12月)
コロナ禍の若者(2021年1月)
所在地 | 〒161-0033 東京都新宿区下落合2-2-2高田馬場住宅220号 |
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TEL | 03-6280-5735 携帯:090-9802-9328(松村) |
FAX | 03-6280-5736 |
URL | 作成中 |
内容 | 不登校・ひきこもり・人間関係が苦手な子を持つ親の会 毎月第3土曜日の午後、高田馬場の「親と子の相談室・SORA(空)」を、会合に参加される親の話に基づき、意見を出し合い、受けとめ方を話し合っています。 |
参加費 | 入会金(初回のみ)1000円 参加費(1家族、参加のつど支払い) 500円 |
主催・運営 | 主催:親の会会員 運営 |
備考 | セシオネット親の会事業一覧 2007年4月に開始。 |