生活協同組合ユーコープ山梨
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2017年3月3日 (金) 20:54時点における版
生活協同組合ユーコープ山梨
所在地 | 山梨県甲府市 |
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生活困窮者へ食料支援 ユーコープ宅配取り消し品提供 市と提携
甲府市は、生活協同組合ユーコープと提携して生活困窮者への食料支援を始めた。
相談者の状況に応じ、職員や関係団体などの寄付を渡してきたが、提携によって同生協の宅配がキャンセルになった品物も活用する。
市生活福祉課によると、同生協の提案を受けて昨年12月下旬に「食糧提供に関する確認書」を交わした。
先月26日からコメや乾麺、缶詰、飲料水など、従来は廃棄していた宅配直前のキャンセル商品が提供できるようになった。
同課によると、これまで窓口に相談に訪れた生活困窮者に対して、緊急と判断した場合などに一時的に食料を渡していた。
南アルプス市の認定NPO法人フードバンク山梨、市内PTAなどから提供されたもので、多いときは1カ月に10~20人の利用があるという。
市は昨年度から「食の支援」を生活困窮者自立相談支援事業の柱の一つに据えた。
生活保護を受けるための手続き期間中や求職中で食料が不足している相談者への支援を拡充し、最終的な自立につなげたい考え。
ユーコープやまなし県本部によると、生活困窮者に宅配キャンセル品を役立ててもらう取り組みは、ユーコープ若草センターが甲斐市社会福祉協議会を通じて昨年から行っている。
市町村との提携は初めて。
今後は毎月1回程度、甲府市職員が同市落合町のおうちCO-OP甲府センターを訪れ、食料を受け取る。
市生活福祉課の担当者は「あくまで(生活困窮者の)自立支援が目的で、食料支援は急迫した場面の一時的な手段として捉えている」とした上で、
「『食』が満たされなければ就労はおろか、暮らしていくことも難しい。提供された食料はしっかり支援に役立てたい」と話している。
〔◆平成29(2017)年2月15日 山梨日日新聞 朝刊〕