対人緊張の強い人の人間関係つくり
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2018年2月20日 (火) 16:02時点における版
対人緊張が強い人の人間関係づくり
〔2012年3月1日〕
20代前半の男子の母で、地方在住の方からです。
息子は長く引きこもり状態でした。
2年ぐらい前から子ども時代の友達が働き始めたのに刺激され、人との関わりを求めています。
ところが人と関わると緊張してしまい、うまく人と関われません。
どうしたものかという問い合わせです。
私は2つの方法を話しました。
(1)年齢の離れている世代の人と関われる機会をつくるのが壁の低い目標になります。
たとえば福祉関係の集まりなどに参加しつづけ、相談する方法を重ねます。
それでも本人は人のなかでは緊張することはさけられません。
そういう集まりの中には理解者や対応できる人が少なからずいるものです。
そういう人と話したり相談する関係をめざします。
そういう年齢の違う人との関係がある程度できてから同世代をめざす。
同世代の人との関係づくりを自己目標としなくてもよく、何らかの活動や作業のつながりの中で自然に環境ができると考えるといいでしょう。
これが自己努力により支援者をさがす方法です。
(2)もう一つは「支援者探しSOS」という不登校情報センターの方法です。
依頼者は所定用紙に自分の様子や希望を具体的に書いてもらいます。
お名前や連絡方法を消して、その用紙を不登校情報センターから10から20くらいの支援者・支援団体に送ります。
2割から5割くらいからお返事をいただけます。
主に自分のところではどういう支援方法ができるのかを所定用紙に書いていただきます。
このお返事を不登校情報センターは受け取り、そのまま依頼者に渡します。
依頼者は受け取った回答に基づき、適当と思える支援者に連絡をとります。
この手続きには依頼者は3000円の手数料が必要です。
(3)お母さんからは文通の形もいいのではないかと話されました。
それも可能な一つの方法です。
これもまず自分の状態を具体的に書いていただくことが必要です。
男性の場合は多くが文通は長続きしないことが多いものです。
個人差がありますからどの程度文通が続くのかわかりませんので、文通は補完的な方法と考えるのがいいと思います。
●投稿がありました〔いちじゅ 2012年3月5日〕
東京在住の40歳男性です。
不登校から引きこもりになり、ニート生活が22年間続いていました。
6年前から郵便配達の仕事をしています。
今でも対人緊張が強いです。
「(1) 年齢の離れている世代の人と関われる機会」について、森田療法の自助グループ「生活の発見会」がいいかもしれません。
地方在住とのことですが、集談会と呼ばれる集まりが全国各地で開かれています。
私が参加している集談会には対人恐怖を克服された50~60代のベテランの方が多いです。
詳しくは生活の発見会のサイトをご覧ください。
http://www.hakkenkai.jp/