Job:型枠工
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2017年9月9日 (土) 19:00時点における版
型枠工
〔2003年原本〕
鉄筋コンクリート工法による建築工事の、コンクリートと流し込む型(鋳型作りに似ている)をつくる仕事です。
土木工事でも同様の仕事の仕事があります。
型枠は木でつくっていた関係で、元来は建築大工の仕事で、型枠大工とよばれてきましたが、だんだんと独立した仕事になり、
今日では型枠工とよばれています。
鉄筋を組み立てた後、その周りを設計図に基づいて、柱や壁や床などになる部分を囲んで空間にし、コンクリートを流し込みます。
コンクリートが固まったところで、枠を取りはずすので、仮説的な性格をもつ工事です。
型枠の精度や堅固さによって、柱や壁の寸法の精度が違ってきますから、製作技術が問われます。
この仕事につくには特別の資格はいりません。
かつては大工見習いからこの仕事にまつわることが多かったのですが、大手建設業者では特別に養成するケースが増えています。
型枠技能士(1~2級)の技能資格があります。
作業チームの責任者クラスには、労働安全衛生法の規定による型枠支保工の組立等作業主任者の資格が必要です。
このように、仕事の内容面ではかなり確立されたものになってきました。
しかし給与は日給月給制が多いなど未完成で、〔給〕は〔低〕から〔並〕になります。