子ども食堂ひがしっこ
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2021年2月6日 (土) 19:14時点における版
子ども食堂ひがしっこ
所在地 | 滋賀県守山市 |
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子ども食堂フォーラム みんなの居場所にして 役割や課題、ディスカッション 大津で260人参加/滋賀
子どもたちに食事や居場所を提供する「子ども食堂」について考える「子どもの笑顔はぐくみプロジェクト・キックオフフォーラム」が20日、大津市におの浜1のピアザ淡海であった。
約260人が訪れ、社会活動家の湯浅誠・法政大教授(48)や三日月大造知事、県内の子ども食堂運営者らによるディスカッションに聴き入った。
ディスカッションでは三日月知事が「本当に困っている人をどう引っ張ってくればいいのか」と発言。
守山市の「子ども食堂ひがしっこ」で代表を務める小西由美子さんは子ども食堂が貧困対策のためだけに開かれている印象が強いことを課題として挙げ、「周囲から貧困家庭と見られるのを嫌い子どもを通わせたくないと考える家庭がある」と指摘。
「子どもだけでなく、親も、一人暮らしの高齢者も来られる、みんなの居場所にすべき」と述べた。
湯浅教授は子ども食堂の役割について、ファストフード店などと比較し、「ただ安く食事を提供するのは違う。誰かに構ってもらったり、家ではできない体験をしたりできる場所でなければいけない」と強調。
親子体験教室などを主催するカフェ・ギャラリー「ファブリカ村」(東近江市)の北川陽子さんは「座布団の向きや食事の配膳の仕方など、子どもだけでなく若いママも自然に学べる」と、子ども食堂の意義を話した。
フォーラムではディスカッションの他、日野町、大津市、彦根市で子ども食堂を運営するスタッフによる活動紹介もあった。
子どもに食事を提供するだけでなく、勉強を教えることで学校や家庭の役割を補完しているほか、地元の老人クラブと合同でグラウンドゴルフをするなど、学校などでは体験できない世代間交流の場になっていることを強調していた。
〔◆平成29(2017)年8月21日 毎日新聞 地方版〕