食べ物の好き嫌い
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2019年9月11日 (水) 13:08時点における最新版
食べ物の好き嫌い
小学校の低学年のころです。夕ご飯は牛肉のスキヤキでした。
わが家ではかなりのごちそうになります。
男4兄弟に姉1人、そして父と母の7人が囲むにぎやかな食卓です。
しかし、ぼくにはオカズにできるものが牛肉とトウフしかありません。
ネギ、ダイコン、ワケギ、ニンジンなどの野菜が全然だめでした。
牛肉を選んで食べるのも気が引けていました。
子ども時代の好き嫌いの多い思い出のなかでもとりわけ印象に残る“事件”です。
私はいまも食べ物の好き嫌いが多いです。
「発達障害の子どもが感覚過敏で食べられないー。」という新聞記事(『しんぶん赤旗』2019年9月10日)を見ました。
「食べられるようになるには、“食の困難”を丁寧に聴いてもらうことが必要でした」と続きます。
確かに子ども時代に食べられなかったけれども、その後、食べられるようになったものもあります。
社会人になってから初めて見たもので食べられるようになったものも増えました。
しかし、丁寧に聴いてもらったことはないと思います。
食べられるものが増えただけではなく、食べられないものも増えたと思います。
新しい食べ物をみても挑戦する気持ちがわいてこないのです。
同じ食べ物でも焼いたものはいいけれども煮たものはダメとか、調理法は同じでも見た目でダメというのもあります。
かなり以前のことですが、お店に入ってカレーライスを頼んだのですが出されたものを見て食べないで店を出たこともあります。
お店には非常に悪いことをしたとおもいます。
申し訳ない気持ちはあったので、ゴハンを少し口にしました。(お金は払いました)。
「“食の困難”を丁寧に聴いてもらうこと」で解消できたかどうかは私の場合はわかりません。
食べられるようになる自信はないです。
少なくともそうできる子どもはいるし、周りの大人にできることはそういうものであると認めていいと思います。
それでも(判断は難しいでしょうが)無理強いにならないことを願います。
私は「食べ物の好き嫌いは多い」と自覚していますし、(必要があれば)公言もしています。
その原因が味覚過敏によるものと推測しています。
ただそれがどういう種類のもので、どの程度のものなのかはわかりません。
計る基準や方法は見たこと、聞いたことがないです。