精神科医は銃を持つべきという意見に対して
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2018年7月4日 (水) 17:40時点における版
精神科医は銃を持つべきという意見に対して
匿名希望
このころ、郵政保護の考えから非妊の手術を受け、子供ができなくされた方たちのニュースがよく流れている。
昔の精神科医は、患者から子供をつくる権利まで、本人の同意なしで奪ってきた。
今になって大きな問題になっているが、証拠もなくなってきて、本人たちにとってはもはや取り返しのできない人生の大問題だ。
ここで「昔の精神科医はヒドかったんだなァ」などと思ってはいけないと私は思う。
今の精神科医もまだまだ非人道的なところがかなり温存されていると感じている。
というのは精神科医の協会が発行する冊子に、精神科医は保身のために銃を持つべきだという考えの論文が載せられていたというニュースをネットで見たからである。
しかも、それに対して一般の人たちは、大多数の人は精神科医が銃を持つことに賛成していたのである。
私にとってはかなりショックである。
精神科医が銃を持ちたい理由は患者からよく怖い目にあわされたことがあるかららしいが、今でさえ医者と患者は権力が違いすぎて対等に話もできないのに、銃など持てば患者は怖くて、医者の意のままになってします。
医者のやり放題になってしまう。
もう一つ、私は一般の人たちの意見がほぼ全員、精神科医が銃を持つことに賛成していることにもショックを受けた。
賛成理由はさまざまだが、一般人たちは「自分が精神科医の世話になるなんてありえない」と思っているからだろう。
これから先、仕事で鬱になって精神科医の世話になるかも知れないという想像力がないのだ。
これもとても怖いことである。
こういうニュースも見た。
精神科患者全体の4分の1が、体の拘束を受けた経験がある。
それに対して一般の人々のコメントは「あたり前、問題ナシ」というものだった。
実は私も入院していたことがあるのだが、その時その病院の非人道的なやり方が問題だと感じ(診察が週1日、病名あかさず)、患者の権利を守るための相談所があると知って相談しようと思ったが、同じところに入院している人から「そんなことしても無駄だよ」と言われて、怖くなったことがある。
こんなところよく出られた。私はサバイバーだ。
優生保護法で非妊になった方たち、そして一歩間違えばまだ入院していたかもしれない私。
「あれは昔の話では」―あなたはそういうかもしれない。
でも患者と精神科医の間にあるあの見下した空気、権力。
今の精神科医と昔の精神科医に大きな違いはない。
銃を持ちたいというおごった考えは捨てるべきだ。