「子どもの権利」をテーマにした連続講座(オンライン)
今年は、国連子どもの権利条約が国連で採択されて35年、日本政府が批准して30年という節目の年です。
昨年、こども基本法施行・こども家庭庁設置に続き、こども大綱も策定され、「こどもまんなか社会」に向けて、社会が大きく変わろうとしています。
一方で、子どもを取り巻く状況の課題もまだ多く、深刻な子どもの権利侵害に遭う子どもたちは少なくありません。
シーライツは今年で設立から32年を迎えますが、子どもの声が聴かれる「こどもにやさしい社会」を目指すなかで、社会の中で取り残されがちな「マイノリティとされる子どもたち」に想いを寄せてきました。
本連続講座では、シーライツの理事が講師となり、①子どもの権利条約が求める私たちの姿勢、②子どもの権利保障に向けた「問い」、③日本における難民の子どもの権利侵害について、話題提供をし、参加者の皆さんと共に考える機会にしたいと思います。
【各回共通】
開催方式:オンライン
参加対象:テーマに関心のある方はどなたでも大歓迎です。特に、現在子どもの現場に関わっている方、今後子どもに関わりたい方にご参加いただければ幸いです。
各回の参加費:おとな(1000円)、大学生(700円)、17歳以下(無料)、クラウドファンディング寄付者(無料)
申し込み方法:Peatixからお申し込みください。https://crights-renzokukouza.peatix.com/
【第2回】
日にち:11月2日(土)
時間:13:00-15:00
講師:南雲勇多(C-Rights理事、奈良教育大学専任講師)
聞き手:甲斐田万智子(C-Rights代表理事)
タイトル:「子どもの権利をもとに『問い』を立てる~子どもの権利保障に向けて」
内容:子どもの権利保障のプロセスは常に問いの連続です。
子どもの権利は保障されているのか。今行っている取り組みで子どもの権利が保障されるといえるのか。
誰のどの声をもとに考えているのか。また、同じ子どもの権利をもとに考えていても意見が異なることもあります。
子どもの権利保障に向けて問いを立てることについて一緒に考えていければと思います。
南雲勇多プロフィール
専門は開発教育、国際理解教育、グローバル・シティズンシップ教育など。
認定NPO法人開発教育協会(DEAR)理事、NPO子どもの権利条約ネットワーク運営委員。
自身の実践・研究活動の出発点であり、常に準拠枠となってきた子どもの権利や参加の視点をふまえ、参加型学習やフィールドワークを通した学びづくりなどについて実践・研究に取り組んでいる。
甲斐田万智子プロフィール
認定NPO法人国際子ども権利センター(C-Rights)代表理事。広げよう!子どもの権利条約キャンペーン共同代表。
子どもの権利条約総合研究所運営委員。文京学院大学・立教大学講師。子どもの権利について各地で講演・研修。
監修『きみがきみらしく生きるための子どもの権利』(KADOKAWA)、編著『世界中の子どもの権利をまもる30の方法』(合同出版)、共著『こども基本法 こどもガイドブック』(子どもの未来社)、監修『世界の子ども権利かるた』(合同出版)