私は「仕事をしたければ、
心を閉ざさないと」と思ってきた。
自分の中にある、悲しみや恐れを
無視して生きること。
傷付くのが怖かったから、
傷付かない自分になろうとした。
心を閉ざせば、
目に見えるものは上手くいく。
実際に上手くいっていたのかもしれない。
けれど、やっぱり私が願うことは…。
「仕事をしながらでも、
目に見えないものを大切にしていきたい」
という想いだった。
現実的でないかもしれない。
笑われるかもしれない。
心を閉ざしたほうが楽なのかもしれない。
それでも、私は
目に見えないものを大切にしてきたから、
ここまで来ることができた。
いろんな人達に出会えて、
たくさんの愛に命を与えてもらった。
「ありがとう」
それは本当に奇跡だった。
ポルノグラフィティの
『シスター』という歌がある。
『悲しみが友のように語りかけてくる。
永遠に寄り添って、僕らは生きていく』
私の中にある、悲しみや恐れ…。
心を閉ざさずに向き合って、
共に歩いていこう、生きていこう。
永遠に寄り添って。
それはまるで友達のように。