作詞:美しき亡骸

忘れたい 忘れさせて
愛していたのは 遠い昔の話
今更 掘り返さないで
もう葬り去ったはずだったのに…

闇夜のカラス 姿を隠しながら
夢の残骸 埋めた墓に急ぐ
冷たい風が吹く まるで私に
行くなと囁いているみたい…

泥だらけになりながら 探し当てた
銀の十字架を装飾した 手作りの棺

錆び付いた鍵を こじ開けたら
残骸と呼ぶには美し過ぎる
あの頃の想いが溢れ出して
止まらなかった

忘れたい 忘れさせて
愛していたのは 遠い昔の話
今更 掘り返さないで
もう葬り去ったはずだったのに…

闇夜の月が 姿を現しながら
夢の残骸 更に輝かせる
追い風が吹く まるで一緒に
行こうと 煽っているみたい…

痛む傷跡を隠し 両手絡ませ
銀の十字架に祈り捧げた ほころびた棺

「誰かに見つけて欲しかった」
残骸が叫んで 泣き続けてる
あの頃の想いが溢れ出して
止められない

忘れたい 忘れられない
愛していたのは 本当の話だから
今更 掘り返したのは
貴方に会いたかった ただそれだけ…

2014/9/30

【新月ひかり】
ホラーっぽい詞ですが、
書いている本人にその意識は
ありませんでした。

作詩:幸せになりましょう

君という言葉を聞けば
いつも思い描く人がいる
そして その人は
遥か遠くの手の届かない人

長い間 離れられずに
頭の中 心の中
埋め尽くされていたけれど
もう新しい人が出来たから
私なりに進んでいくよ

嘘つきだと思っていたけど
嘘をつかせていたのは
私の方だったのかなと思えば
何だか 肩の力を抜いて
歩いて行けそうです

最後の「ごめんなさい」とか
「ありがとう」も きっとないんだろう
時の流れゆく中で 別々に
腑に落ちる時がやってくるでしょう

忘れはしないと思うけど
忘れたまま生きていきたい
それが私にとって
希望に変わった時には

君もどこかで笑っているでしょう
私の事を忘れはしないと思うけど
忘れたまま生きて下さい

そして 幸せになりましょう…

2014/5/26

【新月ひかり】
当時、母にあてた詩です。

作詞:奇跡

他の人なら簡単に出来る事が
僕には とても難しくて
自分だけが出来ないんだと思って
傷が深まる前に 逃げ出してしまう
そんな事のくり返しだった

僕の瞳に写るもの それは
僕の「不安」が生み出した
幻なのかもしれない

妄想が頭の中で現実となって
動けなくなる前に
ゆがんだ瞳で見るのは もうやめよう

誰もが通る道のり
そこには いろんな課題があって
それは人それぞれ違っていて
僕は僕の課題を乗り越える為に
生まれてきたのかもしれない

他の人なら簡単に出来る事が
僕には とても難しくて
自分だけが駄目なんだと思って
傷を深める前に 消え去ってしまう
そんな事のくり返しだった

僕の胸に刺さる痛み それは
僕の「過去」が生み出した
恐怖なのかもしれない

心の傷口から溢れ出てくるモノ
呑み込まれる前に
綺麗なものを汚すのは もうやめよう

誰もが通る道のり
そこには いろんな課題があって
それは人それぞれ違っていて
僕は僕の課題を乗り越える為に
生きているのかもしれない

当たり前の事が
当たり前に出来ない僕だけど
僕の「弱さ」が
あなたとの「出会い」を生んだなら
それを『奇跡』と呼んで

こんな僕でも何か出来た時
大切に大切にして
いつかあなたに見せたいんだ

2014/12/21

作詞:新たな命

遠い昔の景色なんて
誰も覚えていないけど
思い出は今でもちゃんと覚えてる

鮮明に… 汚れなく…

いつまで思い出の中で生きているの?
昔の私なら いつまでもここにいるって
言ったでしょう…

思い出が消えていくのが怖かったから

そんな私の前に あなたは突然現れた
闇に堕ちていく この手をつかんで
頑なに時間を止めていた心を
少し乱暴にこじ開けた

昔の恋なんて
きっと忘れてしまったでしょう?
それなのに今もずっと消えない

悲しいほど… 美しく…

いつまで過去の世界で生きているの?
昔の私なら いつまでも忘れないって
言ったでしょう…

面影が薄れていくのが嫌だったから

けれど私の前に あなたは突然現れた
孤独と泣いている この想いに触れて
頑なに時間を止めていた心を
少し乱暴に動かした

誰も愛してくれないと泣いていたけど
誰も愛さないとしていたのは私だった

あなたと出会って知った
この歪んだ瞳が
全てを黒く染めていた事を

突然現れて… 少し乱暴に…

あなたは 私に
新たな命を吹き込んでくれた

2014/12/31

作詩:戻りたい

私の時間は止まったまま
カレンダーは
あの日から破れずにいる

この世界から置き去りにされて
もう どれくらいの日々が
過ぎたのだろう?

遠い過去のクラスメイトも
私の事なんて忘れてしまったかな

昔の友達も私の事は
もう懐かしい思い出の
箱の中に閉まってあるのかな

私は あの日から
一歩も動けずにいるよ
やっぱり心の何処かで
泣き叫んでいるんだよ

言ってはいけない言葉は
ただ一つ 昔に戻りたい…

2014/7/3

作詩:何度でも

たくさんの人に出会えて
たくさんの勇気をもらって
消えかけていた明日を
与えられています

それでも ひとりになると
急に恐くなって
あなたに会いたくなるんです

まだ…会えないのかな?
もう…二度と会えないのかな?

甘えてるよね 甘えたいよね

いつか また会えるまで
どんな涙を流しても
頑張ってみるから

震える心を
遠くから抱きしめていて下さい

何度でも言う 会いたい
いつか いつか また会いましょう

2014/5/20

作詩:いつか また…

君はいつも笑顔でいた
傷付いても どんなに恐くても
それでも 生き続けていく
その気持ちは揺らがないでいた

いつか君の その誰かへの優しさが
綺麗な花として咲く時が来るよ
その花を貰い誰かが幸せになって
また君は優しくなれるよ

いつか君の生きてる喜びが
綺麗な花として咲く時が来るよ
その花を見て誰かが幸せになって
また君は光輝けるよ

2014/1/23

作詞:ある日 突然

外に出る事も出来なくなって
誰かと会うのも嫌で
そのくせ ひとりじゃ寂しくて
胸が苦しくなる

こんな私の事を 人は
ただの怠け者と呼ぶだろうか?

走り続けた日々を思い出す
ある日 突然倒れてしまった
涙 溢れて止まらない
それでも小さな優しさが私を待ってた
恐れずに 今 受け入れたい

外に出る事が怖くなって
誰かと話すのも傷付く
そのくせ ひとりじゃ生きていけない
胸が張り裂けそう

こんな私の事を 人は
ただの臆病者と言うだろうか?

駆け抜けた時間を思い出す
あの日 突然倒れてしまった
涙 溢れて止まらない
それでも小さな幸せが私を待ってた
拒まずに 今 受け入れたい

2014/4/6