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- 『知らない』全てが怖い に 810 より
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作成者別アーカイブ: 流星
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伝えることはあるだろうか 話すことはあるだろうか 君を笑顔にできるようなことが 一息つかせられる話題というものが 今ここにあるだろうか 思い浮かべてみる 君のはおるセータの色を 今日いく街の空 … 続きを読む
四方の壁
四方の壁に取り込まれていた 力いっぱいこぶしを叩きつけた 壁からはぽろぽろと粉がこぼれるばかり ひざまづき、血だらけの手の甲をなめる 力をなくした渡り鳥が 海に没していくような気分だった 四方の壁は僕をあざわらった どこ … 続きを読む
『知らない』すべてが怖い
2章 果てが分からないのが怖い 何かのアニメでヒロインがこんなことを言っていた。 小学6年の時、野球場にプロ野球を見に行った。そこで何万人かの観客の一人になった時、自分特別な何かなんじゃな … 続きを読む
『知らない』全てが怖い
1章 未来が怖い 知らないということは、僕にとって恐れを意味した。一日でも早く不確実なスケジュールを明確な予定にし、見えない未来を予測可能な未来に手繰り寄せようとし、行き先にたどりつくための必 … 続きを読む
過ぎし 歌姫へ
時々今も思い出すんだ。君の昔話を そして今、昔話を語る口には次々とアルコールが つがれていく まるで家事でもこなすように 君は貯蔵庫に手を伸ばし 次のビールの栓をあける もし君にこれっぽちの … 続きを読む
黒いインク
黒いインクをキャンパスに零してしまった 手元には水彩絵の具しか残ってなかった 黒いインクを視(み)たなくて 絵の具を片っ端からぬりたくった インクは消えない、一筆ごとに絵の具が弾かれて 黒が浮きでてきた でも、筆を止める … 続きを読む