眠りたくない夜毎
闘うように飲み続け
目覚めたくない朝
眠らない夢を見続けて
亡くていい
記憶も思考も
なくなればいい
幻か現実か
そんなことは問題ではない
あるのは
脳内をめぐる電位の
確かな存在
息もままならぬ
希薄な空気のなか
世界と交差する
その地点へ
ふと踏み込んだり
遠く見失ったり
Posted by 中崎シホ on 3月 2nd, 2024 and is filed under 詩.
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