生きてる夢から
目覚めてみれば
そこには誰も
いないだろう
くたびれた教室のような
薄暗い空間
寄り合う面々
それぞれの夢
彼らは目覚めて
立ち去った
夢が死ぬとき
僕らは目覚める
目覚めた僕らは
夢を知る
眠りすぎて
生きすぎて
デジャヴだらけの
世界のほころび
夢からの
微妙な合図を
受けとって
読み取れないまま
現実という曖昧さ
そして
あの教室で
誰も僕を待っていない
Posted by 中崎シホ on 1月 3rd, 2022 and is filed under 詩.
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