無気力な身を
もてあまし
希薄な日々の
くり返し
空白の過去
かえりみるとも
心にあく穴
不安にかられ
つかみどころのない
液体のような
現在
現実
ペン先から
一片ずつ
つむぐ言の葉
紙の上
発語はいつか
己を離れ
ねかした末に
発酵する文字
溶けゆく固まり
ゆるゆると
解けゆく絡まり
ほろほろと
Posted by 中崎シホ on 1月 9th, 2019 and is filed under 詩.
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