眼の奥に 雲がかかり始める 末期的な 眠気の沈澱
鼻孔の通りが 苦しげに詰まる 致命的な 呼吸の収束
肩の上に おもりが重なってゆく 黙示的な 体の硬直
終わりつつあり 無に帰すもの 開かれつつあり 未知なるもの
此岸と彼岸 無数の次元 畏れおおく 恐れも極まり
ため息とも うめきとも 息ぎれともつかぬ 濃い呼気を吐く
Posted by 中崎シホ on 3月 4th, 2018 and is filed under 詩.
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