窓をひらくと
月が見ている
見られる身にして
光の畏れ
☆
部屋の暗がり
ともす灯もなく
脳神経の
乱れるシグナル
夜の孤独に
月の擬人化
闇を背に負い
思慮深げな
濡れる抒情を
乾かして
やっぱり今宵も
月に見られる
Posted by 中崎シホ on 11月 21st, 2016 and is filed under 詩.
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