切迫した最期の 夏の到来は 記憶の中でぶよぶよしつつあって
ゆっくり弛緩しつづける こよりみたい つづく夏を重ねるたび
もはや静止でも 昂ぶりでもなく 無為のまま指先にふれてる緊迫の糸
無意にさぐる指先で ほぐすこよりみたい あの夏からすべての時間
来ぬ すべての時間 脂汗と共にぶよぶよしつつあの夏の熱
切迫してなお 終わらぬ夏の 捻じ押出されるこよりみたいな
Posted by 中崎シホ on 8月 10th, 2012 and is filed under 詩.
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